学校一のモテ王子とは 。2 【桃】

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. 小瀧side .




13 : 55



よっし、5分前に着いた



Aを遊びに誘ったけど、まさかOKしてくれるとは思わんかったしな …



ん… ？
まさか … ？
あそこにおるのは … ？



｢… Aやん …｣


ああ待たせてもうてたんかな ？！

どないしよどないしよ なんて焦りながらも
Aの近くまで足を進めた





のはいいが




｢… 阿寒 、 可愛すぎやん ｣



まってまってまってまって？←

Aめっっっちゃ雰囲気違うし可愛すぎやん



髪の毛は綺麗に内巻きで
メイクも濃すぎず薄すぎずってくらいで
厚底の靴履いてるけど流石に俺よりは身長小さくて



なにより横顔が the 美人 って感じやわ 。






..



｢… 声掛けられへん ｣

｢ どないしよ ｣

｢ いやでも待たせるのもあかんしな ｣

｢ でも可愛すぎやし ｣

｢… どないしよ ｣



なんて頭の中で考えているとかれこれ20分も経っていて 。


道路を挟んで向かい側にいるAをたまに見てはまた下を見る の繰り返しだ



やって可愛すぎんねんって 、 本間に 。




.



名字｢ 小瀧くん ｣

｢… えっ ？！… あ、 … よっ 、｣




いきなり現れるAに驚いたと同時に
やっぱり俺を見上げるその顔が可愛い




名字｢ どうしたん ？ なんかあったん ｣


｢… え？ あ、 いや …｣


ずっと俺が黙ってるから、そんなふうに聞いてくれるA

本間にこう、気遣いができて、本間に優しいんやろうな って。



" ん？ " と少し微笑みながら
俯いた俺の顔を覗いてきたA


いつも以上に感じる心臓の音

うるさすぎて何も考えられなかった




名字｢… 今日の格好 、やっぱ変 ？ 笑 ｣

｢ 全然 ！！ めっちゃ似合ってる！！｣

名字｢ ありがとう 、笑笑｣



いきなりの言葉に驚いて必死に返す 。

逆に似合いすぎてるし俺のどタイプやし本間に言うことないわ ←


そんなAとこれから二人っきりで遊べるなんて

考えただけで胸がワクワクするし
頭がいっぱいになりそうなそんな気分だった





.

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