学校一のモテ王子とは 。2 【桃】

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小瀧 ｢ いやぁ〜 、 神ちゃんやっぱ運動神経すごいなぁ 、｣




｢ 本間やで 、 小さい頃から変わってへんわ 〜 ｣



小瀧 ｢ 神ちゃん小さい時も凄かったん ？！ ｣



｢ うん 、 もう保育園の運動会とか凄かったで ？｣



小瀧 ｢ はぁ 〜 、｣





しみじみはぁ〜 、 なんて言いながら私の隣を歩く小瀧くん

相変わらず本間にでかいねんこの人 。←






｢ あ、 そういえば優勝してたやんな？ おめでとう｣


小瀧 ｢ あ！ありがとう！！、！｣









あっという間にきた放課後も、打ち上げに行く組と行かない組とでまた別れていて 。



私は行きたかったけど、たまたま用事できちゃって 。 とか言っても普通にバイトやけど ←







小瀧 ｢ え、 A打ち上げ行かへんの ？｣


｢ うん、今日たまたまシフト入ってんねんな 〜、｣


小瀧 ｢ シフトって … え、バイト始めたん ？！｣


｢ あれ、言うてなかったっけ ｣


小瀧 ｢ 聞いてへん ！！｣


｢ 今日で初出勤やから休まれへんねんな〜 、失敗したわ ｣




はぁ〜 、 とため息をついた私の後に
同じようにため息をつく小瀧くん






小瀧 ｢ あとでAのクラスと合流しよって話になってたのに … Aおらんかったらつまらんやん！｣



｢ 藤井くんとかともくんが居るやろ？ ｣



小瀧 ｢ 居るけどさ … ｣




ムッとして私を見つめる瞳

そんな子犬みたいな顔せんといてよ、、、←




｢ も〜 、 ごめんって 。 私も本間はめっちゃ行きたいねんで ？ でも流石に初出勤で休むのはまずいやん ？｣




" ね？ " と覗き込んで、やっと頷いた小瀧くん




" バイト頑張って " とカタコトながらも言ってくれた小瀧くん




その言葉は他の誰に言われるよりもずっと嬉しくて 。





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