学校一のモテ王子とは 。2 【桃】

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そんなこんなで歩いていると、ファミレスに着いた 。





..




｢… 私これにしよ 、｣


小瀧 ｢ … え〜 俺これかそれ迷っててんけど｣


｢ じゃあ私の半分食べる ？｣


小瀧 ｢ え、 ええの ？ 食べる ｣


｢… ボタン押すで ？｣


小瀧 ｢ おん ｣





前よりもお互いに気を使わずに話せる感じがして、
前以上に一緒にいられる時間が楽しかった 。





..

今日の出来事を話していれば
あっという間に机に並べられたハンバーグ達。




｢… はい、 これ半分置くで ？｣


小瀧 ｢ 嫌や 、 あーんってして ｣


｢ 恥ずかしいやろ 、 嫌 。笑｣


小瀧 ｢ 今日だけ！！！｣


｢ 言うたな ？ 笑笑｣


小瀧 ｢ … やっぱ考える ｣


｢ なんやねん 、笑笑｣


半分に切っていたハンバーグを
また一口大に切って、フォークを刺す



" はい 、 笑 "



まるで子犬が尻尾振りながら喜ぶみたいに、
口を開けて、私の持ったフォークの先についているハンバーグを食べる小瀧くん





小瀧 ｢ … うま っ ！！！！ ｣


｢ 本間 ？｣


小瀧 ｢おん ！！ Aがくれたからやん ！｣


｢ いや、 そんなことないと思うけど 笑笑｣




" こっちも美味いで ？ 食べへん ？ "
なんていう小瀧くんから貰ったハンバーグ

食べてみればとても美味しくて


小瀧くんの言ってる意味もよく分かった 。





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