検索窓
今日:1 hit、昨日:14 hit、合計:73,607 hit

失敗一つ目 ページ3

ゆらり、ゆらり





なんだか、温かい所だ。此処は何処だろう?何処となく懐かしくてノスタルジーを感じさせる空間。




「ねぇ、起きて。」


そんな声が聞こえてゆっくり目を開ける。柔らかい光に包まれた所だった。


目の前にはダークブラウンの髪の普通より整った顔の青年がいた。

『貴方はだぁれ?何故私はまだ生きているの?』

まだ上手く回らない頭で問いかける。私は、あの日自 殺したはずだった。


「君はね、もう死んでるよ。でもね、俺が此処に連れて来た。」

そう。なら良かった。何を持って良いのかは解らないがもうどうでも良かった。

だってもう死んでいるのだもの。もう、なんであったって良い。


「俺はね、Aの願いを叶えに来た。」

ううん。私はなんにも望んじゃいない。このまま死んで、意識も深く沈んでしまえれもうそれでいい。

一体私が何を望んだというのだろう。


「君は、他人に必要とされたいと願った。だから、それだけの力をあげる。そこからどうするのかは全て君次第。」

私はそれをぼんやりと聞いていた。好きでぼんやりとしているわけではない。



ただ、視界が霞んでクラクラするんだ。

「もう時間がないみたいだね。それじゃあ、君の“生きる意味”を探しておいで。君が生前愛した文豪ストレイドッグスの世界で。」


私はその意味を良く理解出来なかったけれど、意識が落ちるその寸前。


泣きそうに歪んだ彼を見た。






_____________少女が消えたその後。





「ごめんね。君が…Aが“失敗作”になったのは…全部。全部、俺の所為なんだ…!!」


そのまま泣き崩れる青年。拗れた彼らの
関係はなんなのだろうか。

失敗二つ目→←設定!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (145 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
設定タグ:文スト , トリップ , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アイカ(プロフ) - え、お、お、おわりぃぃぃぃぃぃぃ!? (5月20日 22時) (レス) @page22 id: e5fba66b1e (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 良ければ続きが見たいです!とても面白かったです! (2023年3月12日 0時) (レス) @page22 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
三斗 - ぇ…終わっちゃったんですか・・・?続きかければ書いてください!絶対読みます‼ (2022年6月14日 22時) (レス) @page22 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
畳山 - 続きが楽しみです!! (2019年1月7日 18時) (レス) id: b83d4428ba (このIDを非表示/違反報告)
美花 - 国木田さん良いですよね。 小説面白かったです。 (2018年10月7日 8時) (レス) id: f78291fe45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神理 | 作成日時:2016年10月1日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。