ゲームしよ！ ページ6
江見先生がうちの大学へと就任してから早１ヶ月。お互い変わりなく授業を行いそれを受ける日々を送っていた。変わったことと言えば、江見先生と度々ゲームを一緒にするようになったこと。マイクラはもちろんwrwrdがやっているゲームを私も持っていたので練習にはもってこいだったのだ。
そして今日も、マイクラで遊ぶ約束をしてから帰路に着いた。私はアパートに一人暮らしで、親から少しだけ支援してもらいながらバイトもやって生活している。
荷物を下ろし、隣の部屋にあるパソコンを起動するとSkypeですでに通知が来ていた。
Em〖準備ができたのなら連絡ください。〗
そう一言書かれており、私はそれに返事をすると通話を繋いだ。
『あー…ﾝﾝｯ！聞こえます？』
Em「大丈夫ですよ。聞こえます。」
『そりゃ良かった。』
マイクラを起動してワールドに入ればそこにはすでに江見先生がいつものスキンで佇んでいた。
『今日もよろです。何します？』
Em「あの…良ければ1on1で戦いたいです。人狼と同じく武器は一撃必殺で。トントンさんにお願いして実際に使っているワールドを借りてきました。」
『へぇ！許可取れたんですね。分かりました。やりましょ。』
Em「ありがとうございます。」
一旦ワールドを移動して着いた先は村のようだ。鬼ごっこでもよく使ってる場所。
『ほあ〜…動画でも見てて思ったけどなかなか圧巻ですね。』
Em「規模が大きいですから。それにしても雨宮さんのそのスキン、いいですね。」
『キャラデザ考えるの好きなんで。さ、早く始めましょう。』
Em「はいはい、じゃあ武器を…っと。」
一撃必殺状態になった弓矢が配られ、建物に入る。使うのは１階のみだ。広いからね。しょうがないね。
『っし、頑張りますか。』
……
Em「いやつっよ…俺なんもしてない…」
開始してご対面してから約5分…早くも決着が着いてしまい江見先生は落ち込んだ声を漏らす。流れとしては…
江見先生見つかる
↓
私が弓を放つ
↓
1回避けられる
↓
江見先生逃げる
↓
また私が弓を打ってそれが当たって終了
なんとも呆気なかった。
Em「雨宮さん弓の精度高くないです？ゾムさん並み…」
『暇さえあればゲームやってるんでそのせいですかね。』
そう答えれば通話越しでむぅ…と唸る江見先生の声が聞こえる。すると突然あっと声を上げた。
Em「雨宮さん。」
『はい？』
Em「良かったらメンバーの皆さんともゲーム…しませんか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノア(プロフ) - まつりさん» ありがとうございます！今回は私としては珍しくギャグを織り交ぜた友情夢だったので不安だったのですが喜んでもらえてなによりです！余談なんですがまた新作出しました(笑)ネタが尽きないって恐ろしいね…良ければ見てやってください。 (2020年9月9日 7時) (
レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 完結おめでとうございます！誰かと恋仲に発展するのも好きですが、今回のように、ひたすらに妹的存在で可愛がられる設定も大好きなので、今回のオチがナシというのはとても美味しかったです！！（何様目線）（すみません）お疲れ様でした、ありがとうございました！ (2020年9月9日 7時) (レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - #みぃ~ちゃん�� @ 応援中さん» ありがとうございます！色々ありましたがなんとか完結できました。最後は少々無理矢理感ありましたが楽しんでくれたようで何よりです。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
#みぃ~ちゃん�� @ 応援中 - 完結おめでとうございます！！ うわぁーめっっちゃおもしろかったです！！ これからも頑張ってください！！ (2020年9月6日 16時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
ヒジリ(プロフ) - デリケートな世界ですからね。パスの件、説明有難うございます。 (2020年8月24日 14時) (レス) id: 6322f6bbea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
