ゞ ページ41
幼い頃の子供の意地悪とは違う。率直な男の女に対する欲を垣間見た瞬間だった。俺は思わず俯いてしまう。
Rb「…変なこと思い出させてすまん。」
『いいんだ。もう過ぎたことだし。』
だって大分前のことだしもうそいつは無視してるし。なんなら一発お見舞い出来たしね。苦笑しながらそう言うと、ロボロは真剣な顔になった。
Rb「…その記憶、今すぐ忘れさせてやろうか？」
『え』
そう言ってロボロは俺に近づくとベランダの手すりに手を置いて俺を逃げられないようにする。
Rb「吸血において吸われる側は性的な快楽を伴う…これはお前も知ってるよな？」
『え、それ、は』
Rb「それとも知らん感覚で気が付かんかったか？なら丁度ええ。…俺の牙でそんな記憶無くしてやる。」
『うっ…』
鎖骨あたりに牙を突き立てられじゅるっと血を啜られる。
『待っ…ここ外…』
Rb「構うもんか。外の人外共にも俺らのもんって見せつければええんや。」
次第にじわっと熱が広がり俺の息が荒くなっていく。力が…入らない。体が変に暑い…！
『はぁ…うあ…』
Rb「ほんのちょっぴり麻酔入れたけど…予想以上に効いてるな。ええ声や。」
麻酔…ゾムの時のやつか…！この感覚を我慢するためにロボロの服を掴んでなんとか耐える。
Rb「我慢せぇへんでも…今更恥ずかしいとか言わせんぞ。」
不意に血をチュルッと啜られた時、いつもと吸い方と違う、そんな感覚が腹の奥底に込み上げてきた。ゾクッとするような熱いような、羞恥心を煽られるような感覚。顔に熱が集まるのが分かった。
『や、ロボロっ…！吸い方がっ…！』
Rb「ん〜…嫌や。これでさっさと忌まわしい記憶なんて忘れてしまえ。」
いや確かにもうそんなのどうでも良くなってるけど…！けどこんな感覚知らないっ…！もう腰が抜けそう…となった時にロボロは牙を抜いた。
Rb「…少し意地悪しすぎたな。」
『ぐ…兄さんにやられた時以来だな度が過ぎた意地悪は…』
そんな皮肉を言いながら火照った体をなんとか動かしてベッドINするとロボロは俺の傷口を愛おしそうに撫でて、
Rb「Aに噛み跡がつくたんびに…血が美味くなってる気がするねんな。不思議やなぁ…」
『…？』
不思議って顔じゃないぞ。むしろ満たされたような…
Rb「…急にすまんかったな。荒療治やけど俺もAの辛い表情見たくない。これからも俺らの前で笑っててくれな。」
そう言ってロボロは部屋を去っていった。
『…また寝よ。』
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紫【ゆかり】 - いいね！兄さんがドSなところとかドＳなところとか (2020年6月5日 8時) (
レス) id: 363e9bb990 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - 白い尾を持つその人たち? あっ､､､ふーん(察し) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
月 - あっ風邪か。。。w (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
月 - ぉぉおおおおお!!!??何が無自覚なんだ!!??気になる〜!(´ω｀*) (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - めっっちゃおもしろい！！ 無理せんように、頑張れ！！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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