ゞ ページ39
Zm side
Aが急遽寝込んだ。ペ神によるとただの風邪だそうだが、暫く寝てる必要があるという。
Os「Aちゃん疲れてたから…それが引き金になってしまったんやろか…」
疲労で免疫落ちたっちゅうことか？Aも弱いところは、あんねんな。心配しているみんながいる食堂を後にして、俺はダクトに入る。そして真っ直ぐにAの部屋へと向かった。
Zm「っと…」
そっとダクトから部屋に降り立つとベッドに顔を赤くしながら寝ているAがいた。少々苦しそうに息をしている。俺は傍らにあった椅子に腰掛けるとじっとAを見つめた。
Zm「…いつもの強気なお前はどこいったねん。」
俺ら吸血鬼にも物怖じしない気力があるこいつに、俺は想像以上にベタ惚れしてしまっている。一瞬でも、あの声や笑顔が見れんのはなんだか寂しかった。
Zm「…風邪、少しでも軽く出来んかな。…そうや。」
俺は身を乗り出しAに顔を近づけて、荒く息をする唇を己の唇で覆った。流石に舌は入れんけど、深く、繋がるように。
『ふ…ぁ…にゃに…？』
あぁ起きてしまった。少し深すぎたかな。朦朧としながらAは途切れ途切れで言葉を紡ぎはじめる。
『あ…ぞむだめ…うつっちゃ…う』
Zm「…ええんやそれで。」
『ふぁ…？』
Zm「俺が風邪なんぞに負けるかよ。こうやってうつして、菌を少しでも外へ出してやれば、早く治るかもしれんし。」
額をコツンと合わせてそう呟けばAはキョトンとする。
『なんか…いつもより優しいな…』
Zm「なんや、お前も意地悪な方よりはこの方がええやろ。」
なんだかんだでAには迷惑かけてるからな…嫌われるのはごめんやわ。でもAが返してきたのは、
『そんなこと…ない…意地悪でも、優しくても…ゾムはゾムだから、どっちも…好きだ。』
Zm「っ！」
予想外やった。なんやそれ。俺だから？なんちゅうことを言うねん。言ってることが可愛すぎるやろ。
Zm「ぐっ…寝ぼけるくらいならもう寝ろ。んで早く治して俺とまた遊んでや。」
『ん…』
頬を撫でればAは答えるようにスリっと手に擦り寄る。はぁぁぁもうダメやわ部屋出なきゃこれはあかん。俺はさっさとダクトに飛び込むと元来た道を戻っていく。
Zm「Aの唇…やわこかったなぁ…」
なんだか口ん中にあっついもの入れられたかのように、唇の火照りと感触は暫く引くことは無かった。
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紫【ゆかり】 - いいね！兄さんがドSなところとかドＳなところとか (2020年6月5日 8時) (
レス) id: 363e9bb990 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - 白い尾を持つその人たち? あっ､､､ふーん(察し) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
月 - あっ風邪か。。。w (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
月 - ぉぉおおおおお!!!??何が無自覚なんだ!!??気になる〜!(´ω｀*) (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - めっっちゃおもしろい！！ 無理せんように、頑張れ！！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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