ゞ ページ29
俺もグルッペンたちと会えて本当に良かったと思うし、前より日々が楽しく感じるんだ。前は一人寂しく家に居ただけだったのに。今はこうやって心配する人もできたからな。
ふと、グルッペンは俺の手を取るとそれにキスを落とす。
Gr「これからも、お前の親に変わってAを守り続けよう。そして、愛してやるから。」
そして俺の顔に迫り、もう少しでお互いの唇が当たる…という距離までなったところで、
Sn「はいストップ！Aちゃん病み上がりなんだから長話しすぎちゃダメだよ。さ、グルッペンもそろそろ戻りなよ。丁度Aちゃんだって検温の時間だしね。」
顔の間にカルテを差し入れられ、唇同士は触れ合うことなく離れる。
Gr「ペ神貴様…」
Sn「グルッペンもさぁ…場所考えてくんないかな？イチャつくなら2人きりのときでやってよ。ここ医務室よ？」
ペ神の言葉にぐうの音も出ないのかグルッペンは黙り込む。
Sn「Aちゃんも嫌なら抵抗しなよ？無理に付き合う必要はないんだからさ。」
ポンポンと頭を撫でるとグルッペンの背中を押して、部屋の外にだす。グルッペンは去り際に、
Gr「また後でな。」
と、にっかり笑って去っていった。
Sn「…ふぅ、Aちゃんも大層な人に好きになられたよね。」
『お前も大概だろ。』
Sn「俺はAちゃんはどっちかって言うと妹みたいな感じだし？」
そんなもんか？ペ神にとってはそういうもんなのか。
Sn「まぁ…血は貰いに行くかもしれないけどね。そんときはごめん。」
『謝られるのも慣れすぎて逆にもう言わんでいいわ。』
Sn「ん〜そこは『別にいいよ』って言おうよ〜」
だって聞き飽きたんだもん。いつも血を吸うくらいで謝るなと言ってるのに…(死にかけた時は別だけど)なんでかここの奴ら変に義理堅い？というか。
Sn「あ、そうだ。せっかくグルッペンがお花持ってきてくれたんだから、部屋に戻る時持っていきなよ。赤い薔薇持ってくるあたり本当に君が大切なんだね。それは他の奴らも然り、だけど。」
よく見ると花束に混じって手紙が幾つか入っていた。労いの言葉や謝罪の言葉が綴られている。
『俺…すっげぇ愛されてんだなぁ…』
これを見て思った。改めてアイツらが俺を食料としてじゃなくて、特別な人として見てくれているんだと。これからも、アイツらとは仲良くやって行けそうだと、24本の薔薇を抱えながら感じたのだった。
【24本の薔薇の意味】
一日中あなたを思っています。
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紫【ゆかり】 - いいね！兄さんがドSなところとかドＳなところとか (2020年6月5日 8時) (
レス) id: 363e9bb990 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - 白い尾を持つその人たち? あっ､､､ふーん(察し) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
月 - あっ風邪か。。。w (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
月 - ぉぉおおおおお!!!??何が無自覚なんだ!!??気になる〜!(´ω｀*) (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - めっっちゃおもしろい！！ 無理せんように、頑張れ！！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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