ゞ ページ15
それから暫く二人で色んな話をした。他の地域にいる人外たちのこと、地域によって文化や雰囲気が違うこと、そしてそれらを統べる人が各地域にはいること。それが終わったら俺からここに来た経緯、自分の話、みんなとは仲良くやっていけてることを話した。
Ni「ここの奴らに馴染めてるなら良かった。みんな個性的な奴ばっかやから…」
『あはは…そーね。』
呆れたように笑う兄さんに俺も同情するように返す。やはり兄さんもみんなには苦労してるんだな…そう思っていると、
Ni「…ところで、さっき血が特別って話してたよね。」
『話したけど…それが？』
すると兄さんは俺の腕を掴んで後ろ手にすると首に顔を埋めて、
Ni「俺にもちょうだいよ。さっきから魅惑的な匂い撒き散らしてて、ずっと我慢してた。」
『え？い"っ…！』
すぅ…と一息嗅いだあと喉笛に噛み付いてきて血を吸っていった。血がどんどん兄さんの口内に流れ込むのが分かるくらいに強く吸われる。
『あ…が…』
苦しい。噛まれてる場所が悪いのか息がしずらい。それに構わず兄さんは牙より深く差し込んで、ぐちゅ、と音が出る。
『…いた…い……』
Ni「ん〜…大丈夫、すぐ良くなるからな。」
やがて痛みは快感へと変わり息のしずらさも相まって変な声が出てしまう。
『…はっ…あ…んん…』
Ni「ははっ…なるほどなぁ…これは一度飲むと他の人間の血は飲めんくなるわ。そしていくらでも飲める…」
『なに…？ぐっ…！』
何回も、何回も喉だけでなく首周辺も噛まれ、吸われる。もう気持ちよさと貧血で頭がどうにかなりそうだ。もうだめだ…と思ったところで兄さんは吸うのをやめた。
『っはぁ…はぁ…』
Ni「あー…ごめん。貰いすぎた。すまんなぁこれほど美味い血を飲むのは初めてやから…しかもいい反応してくれるからちょっと意地悪してもうた。」
意地悪て…人を痛みと快楽に溺れさせて楽しいのかよ兄さん…
Ni「…首が噛み跡だらけやね。流石にやりすぎた感あるわ。」
『ほんとだよ…』
兄さんはクスクスと笑いながらぐったりする俺の首に包帯を巻くと毛布をかけて
Ni「暫く寝てな。俺はグルッペンと話すことあるから。」
そう言って俺の額にキスすると部屋を出ていった。
『…とんだドSのいい人詐欺だわ。』
やっぱ見た目によるもんじゃないな…しかも怒らすと怖そうなタイプだ…
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紫【ゆかり】 - いいね！兄さんがドSなところとかドＳなところとか (2020年6月5日 8時) (
レス) id: 363e9bb990 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - 白い尾を持つその人たち? あっ､､､ふーん(察し) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
月 - あっ風邪か。。。w (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
月 - ぉぉおおおおお!!!??何が無自覚なんだ!!??気になる〜!(´ω｀*) (2020年5月26日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - めっっちゃおもしろい！！ 無理せんように、頑張れ！！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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