ゞ ページ9
Os「…なんで俺がって顔しとるね。簡単な話、君は他の人間と血の性質が違うみたいなんや。」
Em「実は我々も結構キツイんですよその匂い。これほど濃くて魅惑的な匂いは初めてですよ……普通の人間はそんなんじゃないのに…」
…なるほどな。俺が普通の人間と違う血だから、グルッペンも惹かれたのか。…ん？
『…てことは俺今危なくない？？』
Os「安心し。僕達はあの阿呆どもと違って理性はある程度効くからな。けど…いつそれも崩れるか分からへん。そんときは……すまんな。」
Em「襲わないように、善処しますので。」
…どこまでも俺の事を気にかけてくれるんだな。あ、でも……
『そういやグルッペンだけじゃなくお前らも俺に惚れたってのは？』
すると二人…特にオスマンの空気が変わった。
Os「…本当だとして、君はどうするん？」
『少し気になっただけ。別段なにもしない。』
Os「そうかぁ…なら気にせん方がええよ。」
…ここから先聞くと後からやばいことなりそうだな。オスマンの笑ってない目が証拠だ。やっぱりこいつも吸血鬼なんだな……
エーミールはというとカップを置いて少し俯いている。
Em「可愛らしいなぁ…とは…思ってます…」
…顔真っ赤だな…なんか罪悪感が。
『…ごめんなさい。』
Em「いえ…」
………
初めてグルッペンが連れてきたあの子を見た時の印象は、【なんて綺麗な子】だった。
濡烏のような青みがかかった黒髪。
きらきらしたゴールドのキリッとした瞳。
少しがっしりしてるけど肌は白い陶器のようで…すべすべしてそうだった。
そこに甘い香りを足したら…僕たちにとっては極々稀に見る極上の"餌"だった。
餌…会う直前までそう思っていた。
けど強かで肝が据わっているあの子を見て…少しでも独占したいと…自分の物にしたいと思ってしまった。聞くところによるとシャオロンに腹パンしたらしいやん。僕達…吸血鬼相手にようやるわ。
そんな所にますます惚れてしまう……
Os「…グルッペンだけの物にはさせんよ。愛するなら…全員でや。」
少しづつ、少しづつ、表世界のことなんて忘れるほどに、溶かして、崩して、溺れさせたい。
密かに、そう思ったのだった。
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暁 - うっひょほおおおおお！！！！！(大☆歓☆喜☆)ｸﾞﾍﾍ (9月7日 20時) (
レス) @page10 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - （＾ω＾）さん» あぁぁあ申し訳ありませんご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
（＾ω＾） - あの、44ページの所、grさんの一文が、htさんになってます。外部から失礼しました。 (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c41c19b82 (このIDを非表示/違反報告)
なきゃむきゃ - 好き (2020年11月1日 17時) (レス) id: b94c94b096 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - エロイ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
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