冗談じゃない！！！ ページ5
向かった先は先程吸血されたところと同じ部屋。だが今度はあのニット帽に加え十数人ほど人が増えていた。人間ではないけども。
Gr「お、やはり起きるのが早いな。割と吸ったつもりでいたのだが。」
『俺はそこらのひ弱な女子とは違うからな。ちゃんと鍛えてる。』
Gr「…これ程吸血鬼を前にしても動揺さえしないとは。余程肝が据わっているのだな。」
少し驚きながらもじろじろと見つめてくるからなんか嫌だな……それに
『話に入る前に…今にも俺に飛びかかりそうな斜め右にいるタバコ臭いそいつをどうにかしてくれないか？』
俺は黒髪に青い目をした人物を見ながらため息を吐いた。
Gr「…大先生、気持ちは分かるが抑えてろよ。」
Ut「抑えろなんて…これでも我慢してる方なんやけどなぁ…かわい子ちゃんな上にこの匂い…理性ぶっとびそうやわぁ…」
べろりと舌なめずりするそいつはなんとも欲に忠実なんだ…と感じた。
Gr「はぁ…さて、話を戻すか。」
『頼む。』
こほんと咳払いをしてから、グルッペンとやらは話し始めた。
Gr「まずここに連れてきた理由だったな？それは至極単純。俺の一目惚れだ。」
『…は？』
今なんて言った？一目惚れ？
Gr「お前は知らんだろうが前に俺が表世界に行った時にお前とすれ違った。青みがかかった黒髪に金の瞳…綺麗だと思ったと同時に思わず唾を飲むくらいの甘い匂い……これは是非手に入れたいと思ってしまった。だから俺が連れてきた。」
『…じゃあ俺はお前の彼女兼食料になるためにここに連れてこられたのか。』
Gr「平たく言えばそうだナ。」
そんなの……
『冗談じゃない…！』
俺は踵を返しすぐその場を離れようとするがすぐに近くにいたヘルメットの男に止められた。
Shp「…あまりグルッペンさんに逆らわない方がいいっすよ。あの人は手に入れたいと思ったら完全に落とすまでやります。」
『なっ…』
Gr「そうだゾ。それにこの城から出るなんて不可能だしもし出れたとしても外にいる悪魔や他の吸血鬼に目を連れけられて喰らい尽くされて
GAMEOVERだ。ここにいた方がずっといい。なぁ…A。」
グルッペンは立ち上がり俺にゆっくり近づくと耳元でそういった。
『何故俺の名を…』
Gr「もちろん部下に調べさせた。いい名前じゃないか。あぁそれと……」
───こいつらもお前に惚れてしまったようだ。
『！？』
Gr「安心しろ、殺すなんてしないさ。ゆっくり、蕩けるほどお前を愛してやるから…」
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暁 - うっひょほおおおおお！！！！！(大☆歓☆喜☆)ｸﾞﾍﾍ (9月7日 20時) (
レス) @page10 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - （＾ω＾）さん» あぁぁあ申し訳ありませんご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
（＾ω＾） - あの、44ページの所、grさんの一文が、htさんになってます。外部から失礼しました。 (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c41c19b82 (このIDを非表示/違反報告)
なきゃむきゃ - 好き (2020年11月1日 17時) (レス) id: b94c94b096 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - エロイ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
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