寝ろバカ ページ40
暫く寝て回復したので夕食を摂るため食堂に向かうとふらふらしながら席に着くトントンが目に入った。
『…なぁ、トントンどうしたの？』
Em「あぁあれは…多分グルッペンさんや大先生の仕事を肩代わりしてるために徹夜してるんでしょうね。」
徹夜？そういえば前も隈が酷かったような…
Em「私たちは夜に強いといえど、やはり寝ることは体力の回復に必要なので休んで欲しいのですが…本人が大丈夫と言うので強く出れなくて…確か今日で５徹目かと。」
『はぁ！？』
これは…俺が一喝しなきゃダメかな。
………
夕食後、風呂に入ってからトントンの部屋へと向かう。入ると机で黙々と作業しているトントンが目に入った。
Tn「あ…A…どーしたん？」
『エーミールから聞いたぞ。徹夜で寝てないって。なんでそんなに無理するんだ。』
Tn「あぁその事か…仕事サボるやつがいるからしゃーないな。」
『それなら何故他の奴らを頼らない？俺だって少しは手伝えるしエーミールやオスマンのように手が空いてるやつだっているんだぞ。』
そういうとトントンは書類に目を戻し、
Tn「言いたいのはそれだけか？俺は見ての通り忙しいんや。俺は出来るから心配せんでもええよ。」
『つまりやることが終わるまで誰にも頼らず、寝るつもりもない…と。』
トントンがそこまで強情とは思わなかったな。ならこっちにも寝させる方法はあるんだぞ。
俺はトントンに歩み寄るとグイッとマフラーを引っ張ってこっちを向かせる。
『お前はまだ仕事がしたいと言ったな？なら俺の血を飲め。そして寝ろ。書類はグルッペンと大先生のところへ持っていく。』
Tn「なっ…あの二人が監視なしでやるなんて…」
そう言うと思ったよ。
『…実はさっき二人には説教の後にある"約束"をしてきたんだ。書類仕事が終わったら俺は一日お前と過ごす…ってな。それには俺の血も含まれるからすぐ了承してくれたよ。』
ペラペラとトントンを寝かすためにやってたことを述べると、ぽかんとして驚いていたが、
Tn「でもっ…Aの血を安易には…」
『俺はお前のために言ってるんだ。ここで過ごしていて思ったがみんなにはお前が必要不可欠なんだろ？俺なら欠けても平気だがお前はそうにもいかない。』
Tn「うっ…」
『…ここに来て、なんだかんだで一番トントンには助けられてる。俺だって心配なんだ、だから、飲んでくれ。』
着ていた服を捲り肩を晒すとトントンは明らかにゴクリと唾を飲んだ。
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暁 - うっひょほおおおおお！！！！！(大☆歓☆喜☆)ｸﾞﾍﾍ (9月7日 20時) (
レス) @page10 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - （＾ω＾）さん» あぁぁあ申し訳ありませんご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
（＾ω＾） - あの、44ページの所、grさんの一文が、htさんになってます。外部から失礼しました。 (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c41c19b82 (このIDを非表示/違反報告)
なきゃむきゃ - 好き (2020年11月1日 17時) (レス) id: b94c94b096 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - エロイ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
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