やっぱこいつサイコパスだ ページ29
オスマンとは別れてグルッペンと共にゾムの部屋に向かう。中に入ると誰も居ない。
Gr「ゾムの奴には当分部屋にいろと言ったのだが…」
『ならどこに…っ！？』
え、なに、急に後ろ手に組まれて体が…まるで見えない"何か"に掴まれてるみたいに…俺が困惑していると耳元で
Zm「また俺に会いに来てくれたん？嬉しいわぁ…」
そんな呟きと共にゾムが現れる。透明化してたのか！？
Gr「おい…！」
『グルッペン、大丈夫。』
俺はグルッペンを言葉で制す。乱闘騒ぎはゴメンだからな。
Gr「…使い魔か。」
Zm「正解！こっそり小屋から連れてきたんよ。」
…使い魔ってあの…見るとゾムの肩にはそこそこ大きいカメレオンがいる。頭の部分にはゾムのパーカーと同じような模様が。
『なるほど、使い魔の力で背景に溶け込んで後ろに回ったのか。となると俺たちが来るのは知ってたのか？』
Zm「そうやで？だってお前忘れ物してったんやもん。はい、これ返すな。」
その手には布に包まれたあの短剣。それを俺のホルダーに戻すとぎゅっと後ろから抱きしめてきた。
Zm「んふふ…女の子って抱き心地ええよなぁ…いい匂いして…やわこくて…」
Gr「ゾム…いい加減にしないと次は俺直々に罰を下すぞ。」
Zm「おーこわ。はいはい、離れますよ〜」
パッと手を離したので俺はそのままグルッペンの胸にダイブした。
『わぶっ！』
Gr「っと…さっきまでこってり絞られたというのに随分と呑気じゃないか。」
Zm「そりゃあAのきれーな脚や血を朝から堪能できたからな。暫くは機嫌ええかもね。」
うわお…歯に衣着せない言い方だなぁ…
Gr「それよりも何か企んでるな？正直に吐け。」
Zm「…まぁええわ。いつかはここの誰かが成し遂げることやろし。俺な、Aが大好きなんや。それこそ独り占めして、ずっと俺のそばに居させたいくらいにな。それに強気な女ほど落としがいがある。体も、血も、全部全部…俺に染めたい。」
ニコニコ笑いながら言うゾムの姿に俺は悪寒が走る。こいつ…考えが少々ぶっ飛んでないか？
Gr「…要するに？」
Zm「Aの初めてを…俺のもんにしたい。」
…初めて？それって…どういう…そう思いながらふと、グルッペンを見上げると眉間に皺が寄りまくってた。え？どゆこと？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁 - うっひょほおおおおお！！！！！(大☆歓☆喜☆)ｸﾞﾍﾍ (9月7日 20時) (
レス) @page10 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - （＾ω＾）さん» あぁぁあ申し訳ありませんご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
（＾ω＾） - あの、44ページの所、grさんの一文が、htさんになってます。外部から失礼しました。 (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c41c19b82 (このIDを非表示/違反報告)
なきゃむきゃ - 好き (2020年11月1日 17時) (レス) id: b94c94b096 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - エロイ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
