心配しすぎだよ ページ28
しんぺい神に手を差し出すとその手をまじまじと見つめる。
Sn「ふふ…やわこい手だねぇ…いただきマース♪」
かぷっと指にかぶりつきそこからつぅっと血が流れる。それをしんぺい神は舌で舐め取りうっとりとした表情になった。
Sn「なるほどね…みんなしてAちゃんを心配するのも、ゾムや大先生が夢中になるもの分かるな。美味い。」
ちらっと顔につけてる紙から薄水色の瞳が覗いて俺は思わずドキッとしてしまう。なんだろ、大人の色気…というか、うん。
Sn「ん、ありがと。もういいよ。」
そう言って口を離すと直ぐに傷口に絆創膏を貼ってくれた。手際がいいな、ちゃんとしてる。そんな所でオスマンがお盆をもって戻ってきた。後ろにはグルッペンもいる。
Os「ご飯持ってきた…ってその指…」
Gr「…ペ神？？」
『違う違う俺からいいって言ったの！殺気をしまえ馬鹿！俺が大切なのは分かったから！』
ｺﾞｵｯと何かが溢れ出そうなグルッペンに慌てて弁解すると瞬く間に元に戻った。
Gr「…すまん、さっきのこともあるからつい…」
『あのねぇ…俺があれくらいで精神ズタズタになるくらいなら今頃泣きわめいてるから。グルッペンは心配しすぎだ。』
Sn「逆にメンタル強すぎるくらいだよAちゃんは。だってゾムの頭に蹴り入れて逃げてきたんでしょ？」
しんぺい神の言葉に二人とも驚いた顔になった。そんなに意外か。
Gr「だからゾムの頭にたんこぶ出来てたのか…」
Os「よ、よく出来たねそんなこと…ゾム相手に…」
『人の体にアレコレした挙句にビッチ呼ばわりされたら誰でも怒るだろーが。』
本気であれは頭に来たんだぞ？俺を男を落とすしか脳のない奴らと一緒にされちゃ堪らん。
Os「どこまでも強かな子だねAちゃんは。だからこそ僕らも君に惹かれる。」
Gr「あぁ、そこらのすぐに命乞いするような一般人とは違う。さすがは俺らの嫁さんだ。」
嫁さんってのは置いといてとりあえず褒められてんのかこれは。微妙だじぇ。もっきゅもっきゅとサンドイッチを頬張りながらそう思う。
『…ん、ご馳走様。持ってきてくれてありがとねオスマン。』
Os「いいんよ。お部屋戻る？」
『いや、ゾムんとこ行く。一言言いたいから。』
Gr「なら俺がついて行こう。いつでも守れる。」
それは頼もしいな。見たところグルッペンはここのリーダーみたいだしゾムも変なまねはしないだろう。
俺たちはしんぺい神に礼を言うとゾムの部屋へ向かっていった。
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暁 - うっひょほおおおおお！！！！！(大☆歓☆喜☆)ｸﾞﾍﾍ (9月7日 20時) (
レス) @page10 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - （＾ω＾）さん» あぁぁあ申し訳ありませんご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
（＾ω＾） - あの、44ページの所、grさんの一文が、htさんになってます。外部から失礼しました。 (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c41c19b82 (このIDを非表示/違反報告)
なきゃむきゃ - 好き (2020年11月1日 17時) (レス) id: b94c94b096 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - エロイ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
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