いい匂い ページ17
『ん…あさ…？』
ふぁ…よく寝た…時計だと6時になってるけど朝なのか？試しにカーテンを開けてみたら…
『…真っ暗やんけ。』
そらそうか。吸血鬼に太陽は大敵だもんな。暗くても不思議ではない。…にしても体が少し鉄臭い。ここって風呂あるのかな…
少し探索すると奥の方にシャワールームが完備されている。どこまでも豪華。
『はぁ〜…あったけぇ…気持ちいい…』
鉄臭さが消えてシャンプーの匂いが充満する。俺の好きな香りだな〜シトラス系。
身体を拭いて、髪を乾かしてポニーテールにすると、丁度扉がノックされた。返事をすると二人入ってきた。
Rb「おはよA。朝ごはんやから迎えに来た」
Sha「おっはよ！…なんかいい匂いする。」
『さっきまで風呂入ってたからかな？』
シャオロンが鼻をひくつかせてそう言うものだから俺がそう返すとシャオロンが距離を縮めてきた。
Sha「…昨日より匂いが濃い…美味そ。」
『え"』
Rb「こっ…こらシャオロン！ダメや言うたやろ！我慢せぇ！怪我も治ってないのに…」
『あ、昨日のならもう塞がった。』
そう言って首の包帯を取ればロボロは目を丸くした。俺、薬が効きやすい分怪我の治りも早いんだよな…
Sha「なら少し…」
Rb「ダメや！みんな待っとるしはよ行くで！」
Sha「チッ…わあったよ。」
シャオロンは軽く舌打ちをすると俺の耳元で
Sha「後で味見…な？部屋で待ってて。」
と言って俺から離れるとさっさと部屋を出ていってしまった。…大先生に限らず他の奴らも欲に忠実なような。
Rb「シャオロンがすまんなA。けどあんさんが美味しそうに見えるのは俺もなんや…酷く喉が渇くくらいには。」
『…本能的に、我慢できてもいずれは抗えなくなる。これは当然だ。俺も昨日の時点で覚悟はしてるよ。』
Rb「…そっか。」
………
Aの部屋に入った途端、昨日より濃い匂いがしたから結構ヤバかったな…
Sha「昨日は状況が状況だったし食い損ねたけど…今日こそは俺も飲みたい。」
さっき約束したものな。いっそロボロも連れてくか？あいつ、紙の面のおかげでAには気づかれてないねんけどめっちゃしんどそうにしてたしな。
これから朝飯やけど多分腹は満たされずに終わりそうやなぁ…大先生の言ってたこともわかる気がする。甘くて、美味そうで…無防備なのもラッキーや。
Sha「はぁ…楽しみやな。」
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暁 - うっひょほおおおおお！！！！！(大☆歓☆喜☆)ｸﾞﾍﾍ (9月7日 20時) (
レス) @page10 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - （＾ω＾）さん» あぁぁあ申し訳ありませんご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
（＾ω＾） - あの、44ページの所、grさんの一文が、htさんになってます。外部から失礼しました。 (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c41c19b82 (このIDを非表示/違反報告)
なきゃむきゃ - 好き (2020年11月1日 17時) (レス) id: b94c94b096 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - エロイ (2020年7月18日 21時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
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