結晶が八つ ページ10
やはり私はドラゴンの一種、力はとても強く、気をつけなければなにもかも潰してしまいそうだ。
『でもほんとに気をつけていれば問題はないです。…コップ、壊してごめんなさい。』
Tn「ええよぉコップの一つや二つ。後でクズにでも買いに行かせるから。」
Ut「俺ぇ!?」
反応する鬱さんは無視をして、トントンさんは私の頭を角は避けて撫でてくれた。なんだか、とてもあったかくて、…嬉しい。
Zm「はえー…難儀な体やなぁ。やっぱりデメリットはそこそこあるんやな。」
『だからさっきみたいにならないように訓練はしてきたつもりなんですけど…』
Os「でも怪我なくてよかったわ。」
Rb「どんくらいまで握りつぶせるか気になる…」
Ci「さすが筋肉バカのロボロさん。言うことが違う。」
Rb「なんやとぉ!?」
Em「まぁまぁ…」
わいわいがやがやと言い合いが始まり、あっという間に賑やかさが増す。見たことも無い光景と騒がしさがなんだか可笑しくて。
『…ふふっ』
Gr「お、笑った。」
『だって、初めてなんです。こんなに賑やかなの。いつも施設内は静かで液体がこぽこぽ鳴る音とか、機械音とか、最低限の音しかしなかったから。それにここの人達なんだか風変わりな人達で、面白いです。』
自分でもこんなに笑えたかと思いながらくすくすと笑っていたら、次はグルッペンさんから撫でられる。
Gr「それでいい。もっと笑え。ここでは笑うのなんて何もおかしくないし、今確信したが、お前は笑ってる方がよっぽど良いな。」
なんて言われてしまって、私はより嬉しくなってしまった。無事朝食が終わり(内ゲバ?に巻き込まれたけど)、私は部屋に戻ろうとしたのだが、
Tn「あ、待ってやA。」
と、トントンさんに引き止められた。
Tn「あー…改めてさっきはすまんかった。」
『あぁさっきの…そんなに気にすることないと思いますけど…』
Tn「俺が気にするねん…」
そんな会話をしていると、後ろの方からグルッペンさんが寄ってきた。
Gr「なんだトン氏、ラッキーすけべでもしたか?DTのくせに。」
Tn「やかましい!いやそうなんやけど!」
Gr「せめて否定をしろ。」
Tn「…まあ言いたいことはこれからはちゃんと声かけるなってことや。あと…その…」
『?』
なんだかモジモジしているので、何事かと思う。そしたらトントンさんは手を合わせて、
Tn「…翼、もっかい見せてくれへん?」
『…えっ』
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すみれいん(プロフ) - きゅるきゅる、ウルル…ここめちゃくちゃ好きです。 (2020年12月8日 23時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
×(プロフ) - こんなに面白い作品が読めてうれしいです!応援してますヽ(^o^)丿 (2020年11月29日 12時) (レス) id: 2c8e323fdc (このIDを非表示/違反報告)
(´ー`*)ウンウン - 好きです。(唐突)頑張ってください。 (2020年11月25日 14時) (レス) id: 79aefbbb5a (このIDを非表示/違反報告)
ラリー - 面白いんじゃあ...続きが気になって死んでまう...(訳:この作品とても好みで面白いです!更新頑張って下さい!) (2020年11月24日 22時) (レス) id: 4e3832928c (このIDを非表示/違反報告)
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