結晶が九つ ページ11
引き止められ、突然そう言われたものだから、私は少し驚いた。
Gr「…むっつり？」
Tn「違う！や、あの、朝見た時にその…めっちゃ綺麗やなぁ…って…もうその時から頭離れんくて…別に下心やないよ！？純粋に、もっかい見てみたい。」
『…要するに、改めて翼を伸ばしたところを見たいということですか？』
尋ねると、こくりとトントンさんは頷いた。
『…分かりました。でもあの…』
Os「話は聞いたよ！」
Gr「おっ」
朝の行動から女の人の裸に弱いと思い聞こうとしたら、にゅっと2人の後ろからオスマンさんが話しかけてきた。
Os「あ、ごめんね驚かせて。途中から話聞いてたんだけど、それじゃAちゃんシャツ脱がなきゃいかんやろ？それだとトントンには刺激が強すぎるから、少しお着替えしよか。」
『着替え…あるんですか？』
Gr「昨日お前が寝てる夕方の内に合いそうなやつを適当に見繕った。オスマンが選んだから、無駄に変とかはないはずだ。」
それは…ありがたい。流石にシャツ1枚じゃ毎日は過ごせないだろうから。
Os「てことでAちゃん少し借りるね。その後でもいいやろ翼見るのは。」
Tn「お、おん…」
Gr「トン氏と一緒に俺も見に行くな。」
『あ、はい。』
さらっとグルッペンさんも来ると言われたが別に翼くらい問題はないかなと思ったので私はオスマンさんについて行った。
………
Os「Aちゃん昨日は翼押し込んでて窮屈だったやろ。だから背中空いてるやついくつか買ってきたからそれ選んで着てや。」
そう言われて何個か服を手渡され、オスマンさんからは見えないところで着替えてみる。
『どう…ですか。』
私が着たのは翼が出せるように背中が開いているノースリーブの黒いワンピース。スリットが太ももくらいまで入り、少しは動きやすい。翼も動かせて楽だし尻尾用の穴も空いてる。それとブーツもなんとか履けた。
Os「可愛い〜！なんやおしゃれすればもっと可愛いやんか！これで肉付き良くなれば男がほっとかんやろな〜」
『…そんなこと、ないです。』
こんな服装も、そして着たあとの褒め言葉も、感じたことがなくて、私は少し恥ずかしくなる。
Os「あ、照れてる？そう恥ずかしがらんでも大丈夫や。トントンたちの反応が楽しみやな！」
『そんなもの、ですか。』
Os「そーいうもの！ほら自信もって。」
と、手をそっと握られ微笑まれた。
Os「じゃ、あの二人のとこ行こっか。」
『はい。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみれいん(プロフ) - きゅるきゅる、ウルル…ここめちゃくちゃ好きです。 (2020年12月8日 23時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
×(プロフ) - こんなに面白い作品が読めてうれしいです！応援してますヽ(^o^)丿 (2020年11月29日 12時) (レス) id: 2c8e323fdc (このIDを非表示/違反報告)
(´ー｀*)ｳﾝｳﾝ - 好きです。(唐突)頑張ってください。 (2020年11月25日 14時) (レス) id: 79aefbbb5a (このIDを非表示/違反報告)
ラリー - 面白いんじゃあ...続きが気になって死んでまう...(訳:この作品とても好みで面白いです!更新頑張って下さい!) (2020年11月24日 22時) (レス) id: 4e3832928c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
