嫉妬くらいします【Em】 ページ9
ある日、城に遊びに来た白い尾の鮫とパンダとお茶会をしていたA。楽しそうに話したり頭を撫でられたりしているAをたまたま見たEmさんはちくりとした感覚を味わったそうで……
『…で、いきなりどうしたの。』
2人が帰ったあと部屋に呼び出されて、尋ねてみる。すると突然抱きしめられた。
『エミさん？』
「…なんか、胸がちくちくして、苦しくて、あなたに触れたくなった。」
『え？なんで…』
「私たち身内ならともかく、別のエリアの人達と楽しそうにしてるのを見て…変な感じなんですよ…」
ぐりぐりと頭を肩に擦りつけながらEmは言う。
『おやおや、エミさんも嫉妬するんだねぇ…意外だ。そんなに寂しかった？』
「寂しい…とはなんか違います。それなんかより、もっとあなたに触れたい欲が強くなって…あの、その、いい…ですか？」
『はぇ？何を…』
するとオフショルの肩紐をするりと肩から下げて、ぐいっと服も下に降ろす。
『！？エミさっ…』
「…立ったままでは辛いですね、座りましょうか。」
『そうじゃなくて…』
肩をあらわにしたままEmはひょいっとAを抱き上げるとベッドに座り、逃げられないよう手を抑えて、Aはエーミールに跨る状態となった。
『あ、えと、エミさん…？』
「綺麗な肌だ…なめらかで…ずっと触れていたい…」
つつっと唇で首筋の肌をなぞりEmはそう呟く。吐息が肌にかかり、Aはくすぐったさに少し身をよじった。
「本当に…あなたは誰もが羨む魅力がありますよ…ずるいくらいに、可愛い。」
うっとりとした声でそういうものだから思わずAは頬を染める。
「だからこそ…私は身内以外があなたの笑顔を見ているのが悔しくてならない。そして無意識で純情なあなたも、穢したくなる。」
『あっ…』
ずぶ…と牙が差し込まれ、こくこくと血がEmの口内に流れ出す。そして傷口を舌でぐりっと強めに舐められAはびくんと体を浮かした。
「…あぁすいません。あまりにもあなたが愛おしくて…ついいじわるを。はぁ…あなたのその声も、その顔も、私たち以外に見せないでくださいね。俺たちの…特権や。」
『…っ！』
あのいつもわたわたしてるDTのEmが醸し出す色気にAはきゅうっと腹を締め付けるような感覚に陥る。
「しばらく、このままで。時が経ったら、多分私はいつもの私に戻るだろうから。」
そう言って首や腹を撫でながら、うなじに顔を埋めた。
騙せると思うなよ【Zm】→←黒く染まった彼に子守唄を【Gr】
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暁 - うぁ"...エッ((( ｴﾌﾝｴﾌﾝ最高ですね！！！！！ (9月8日 14時) (
レス) @page30 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスベリー - 応援しています！！！ (2021年10月25日 0時) (レス) @page30 id: ff705752ad (このIDを非表示/違反報告)
パソコンの精 - こんなご時世ですが頑張って下さい！応援してます！ (2020年12月13日 9時) (レス) id: 8d2541acc6 (このIDを非表示/違反報告)
霊華(プロフ) - おはようございます作者様！番外編ありがとうございますっ！！ちょっと寂しいなぁーって思って探してたら番外編、、、！これからも更新頑張ってください！！体調にもお気をつけて！ (2020年10月22日 7時) (レス) id: 167133acde (このIDを非表示/違反報告)
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