結晶が五十三つ ページ6
まさかまた外へと誘われるなんて思ってなかったのだ。
『で、でーと？今から、ですか？』
Gr「そう今から。3人で。」
『でも、また襲われたら…』
Gr「離れないよう極力気をつける。人混みも避けるようにしよう。」
Tn「俺もなるべくAの手を離さんとくから。今度こそ、外で楽しもうや。」
そう言われ、Aは戸惑いながらもこくりと頷いた。
………
2人に今度こそ外で楽しもうと誘われ、私はまたあの空が見たいと思い、手を取った。そして外へと出ると、今日も晴れていたようで太陽がきらきらと光っていた。
Gr「うむ、お出かけ日和というやつだな。いい天気だ。」
Tn「A、ゆっくり着いてきてな。」
『は、はい…』
2人の後ろをてこてこと着いて歩いていると、周りからの視線が何故か集まる。
『(やっぱり私目立ってるのかな。)』
私に向けられる奇異の目…でもその他にも別の視線も感じられた。これは…トントンさんとグルッペンさんに？
「ねぇ見て、あの二人かっこよくない？」
「ほんと！あの金髪の人綺麗だわ。」
「私あの黒髪の人がいい！がっしりしてて男らしいもの。」
と、ひそひそと聞こえてくる。…確かに、この2人は私から見てもとてもかっこいい…所謂いけめん？というやつだと思う。
「でも、一緒に歩いてる子って何かしら？」
「あの子、人外と人間のミックスだろ？珍しいし、護衛とかじゃないか？」
「あ、じゃあ私あの人にアタックしてこようかな〜♪」
『！』
私は会話の1部を聞いて咄嗟に2人の手を握ってしまった。ここで捕まえなきゃ、2人が離れていく気がしたのだ。それに2人も驚いたようで、
Tn「どしたん？」
『あの、えと…』
Gr「…ふむ、周りの声が気になったか？さっきから俺たちをちらちら見ているからな…余程気になるようだ。聞こえてくる会話からして…煩わしい。」
ピリッとした空気を纏い、グルッペンさんが周りを軽く睨むと、押されたようにみんな目を逸らしてしまった。
Tn「あー…俺はともかくグルさんは嫌でも目立つもんな。しゃーないわ。」
Gr「媚び売ろうとする女は嫌いだ。」
Tn「分かるけどな。」
Gr「まぁ別にAが攫われぬように牽制しとけばいいし、色目使う女たちには俺達にはAがいると見せつければいい。」
な？と私の腰を抱いて微笑んだ。そしたらトントンさんが人前でやめんかと言ったけど。しばらく歩いて着いたのは、おしゃれなお店。
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Minto - 完結おめでとうです！とっても夢主(？)の子の発言の一言一言が可愛かったです！ (2021年4月5日 8時) (
レス) id: 018cf43ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！楽しんでもらえたようでなによりです!!!!!! (2021年4月5日 7時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - レイラさん» ありがとうございます！大好きになると言っていただけて光栄です！ (2021年4月5日 7時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 完結おめでとうございますぅぅぅぅぅ！！！連載当初から大好きでした！うぅぅぅ………………………尊い……… (2021年4月5日 7時) (レス) id: 5a1e05369f (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - 完結おめでとうございまぁぁぁぁぁぁぁす！！！ノアさんの作品めっちゃ好きでした…これからは大好きになります！ (2021年4月4日 23時) (レス) id: 02c3934955 (このIDを非表示/違反報告)
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