結晶が六十四つ ページ17
夜。あの後も特に大きな事故もなくAの世話をしている面々。今は夕飯を食べていた。Aさグルッペンとトントンの間だ。
『んぐんぐ』
Tn「あ、食べカス付いてるで。こっち向き」
Gr「ゆっくり食べるんだゾ」
『(ｺｸﾘ)』
Aを挟み積極的に世話をする2人の姿は、メンバーにはどこからどう見てもアレにしか見えなかった。
Ut「親子やん…とんちに限ってはただのオカン」
Sha「いやほんまそれ。グルッペンも厳ついパパに見えるわ」
Gr「なんだ悪いか。可愛いだろ」
Rb「親バカやん…」
少々呆れながらもトントンはともかくグルッペンが世話をしているのは大変微笑ましかったのでメンバーは特に不満という訳でもなかった。
Ci「あ、そういえばお風呂ってどうするんです？まだ自分で出来ませんよねこの様子だと」
Shp「！俺がやr」
Tn「ペ神オスマン頼んだ」
Sn,Os「「はーい！」」
Zm「ショッピくんどんまい」
またもやあっさり撃沈されたショッピをよそに食事は終わり、ペ神はAを抱き上げてお風呂へと連れていった。姿が見えなくなったあと、
Ht「なんでトントンたちが入れるとか言わなかったの？1番懐いてるのに」
Tn「幼女とはいえ嫁入り前の好きな子の裸見るのは…あかんやろ…」
Ht「あら…」
………
少し間を置いて夜も深くなってきた頃、部屋にいたグルッペンの元に、風呂から上がって間もないであろうペ神が入ってきた。
Sn「やっほ。Aちゃん届けに来たよ」
Gr「ご苦労だったな。押し付けてすまなかった」
Sn「ううん全然。むしろAちゃんの観察も出来たし、俺の名前も呼んでくれたし。」
Gr「観察？」
Sn「子供と成体で結構違うところあるみたいでね。お風呂入ってる時に結晶の侵食具合をみただけだよ。ねぇAちゃん」
『しんぺ！』
Sn「はいはーいしんぺいですよ〜♪」
Gr「お前も大概俺たちと変わらんな…」
でろでろな笑顔を向けてペ神は笑う。
Sn「子供は生意気でも大人しくても可愛いもんだ。じゃ、おやすみ〜」
Gr「あぁ、おやすみ」
ペ神は颯爽と去り、部屋にはグルッペンとAが残った。
Gr「…よし、寝るか」
『？ぐゆしゃ、ねる？』
Gr「あぁ」
ひょいっとAを抱っこし隣に寝かせると、くしゃりと頭を撫でる。もう子供の相手は馴れたものだ。
Gr「明日、ちゃんと戻ればいいな」
そう呟き、Aをなでながら目を閉じた。
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Minto - 完結おめでとうです！とっても夢主(？)の子の発言の一言一言が可愛かったです！ (2021年4月5日 8時) (
レス) id: 018cf43ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！楽しんでもらえたようでなによりです!!!!!! (2021年4月5日 7時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - レイラさん» ありがとうございます！大好きになると言っていただけて光栄です！ (2021年4月5日 7時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 完結おめでとうございますぅぅぅぅぅ！！！連載当初から大好きでした！うぅぅぅ………………………尊い……… (2021年4月5日 7時) (レス) id: 5a1e05369f (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - 完結おめでとうございまぁぁぁぁぁぁぁす！！！ノアさんの作品めっちゃ好きでした…これからは大好きになります！ (2021年4月4日 23時) (レス) id: 02c3934955 (このIDを非表示/違反報告)
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