お詫びの贈り物と緑の狼 ページ8
『いてて…』
うーん…地味に痛い。昨日ゾムに噛まれて吸われた傷が痛い。首周りもそうだけど太ももも噛まれたからな…おかげで今日はスキニーにタートルネックだぞ。少し顔を顰めながら歩いていると、玄関の方でコンコンと音がした。
『お客さんかな？』
今日お客さんの予定あったっけ。恐る恐る扉を開けるとそこには白い毛に緑のメッシュが混じったデカい狼が箱を咥えてお座りしていた。
『君…どこの子？』
「わうっ」
その狼はさっと中に入ると、案内しろと言わんばかりに首を傾げた。
『…とりま食堂連れてくか。』
狼を食堂へと連れていくと、そこにはコネシマと大先生、兄さんが立ち話をしていた。
Ut「Aちゃんやん。どうし…あれ？」
『お客さん？なのかな。とりあえず連れてきたの。』
Ni「…へぇ。」
すると突然のしっと狼が俺の背中に寄りかかり、手を首に回すとなんとそのまま姿を変えていったのだ。それは紛れもなく先日会ったばかりのシャークんであった。
syk「ん。一昨日ぶりだな。nakamuから伝言預かってきたから届けにきたよ。」
そう言いながら持ってきた箱を手渡してきて、中を見ると手紙と指輪が入っていた。
〖先日は僕らの安易な考えで大変な目に合わせてごめんなさい。お詫びに人狼避けとして僕らで協力して作った指輪を贈ります。これは君の人間の匂いを抑える効果があります。普通の人間の匂いを消す香水よりも強力にしてるので、バレる危険性も減るかと思います。ぜひ活用してね。あと、時間があれば僕らのところにも遊びに来てよ。〗
…との事だった。指輪を見るときらきらと色とりどりに光る石がついた指輪であり、とても綺麗だった。
『…わざわざこんなことしなくても良かったのに。律儀だなぁ…でも、ありがとね。nakamuたちにもそう伝えといて。』
syk「おう。」
シャークんは頷くと俺の頭を撫でた。そこになんだか不機嫌そうにしているコネシマが、
Kn「…届けもんがあったのは分かった。けど、シャケさんなんでAに引っ付いてんねん。」
…そういえばそうだわ。狼から人間になった時、回してた腕もそのまま戻ったから今シャークんが俺の首に腕を回してる状態なんだった。
syk「…落ち着くから。」
と言ってうなじに顔を埋める。えぇ…俺どうすりゃいいの。そこに兄さんがシャークんの首根っこを掴み引き離す。
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ノア(プロフ) - 黒猫さん» ご指摘ありがとうございます。少し編集させていただきました。 (2020年7月19日 7時) (
レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - ２４ページの最初の方ｋｎさんが喋っていることになってますよ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 面白かったです！星も綺麗ですよ(*´▽｀*) (2020年6月26日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
一月鈴華(プロフ) - ロリ化の話最高すぎです！ニヤニヤしながら更新待ってます！ (2020年6月22日 8時) (レス) id: a228d6db47 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー - 面白いです！しかも私も吸血鬼パロ好きなんですよー(⌒▽⌒)ｵｿﾛｲﾃﾞｽﾈなので気長に更新、お待ちしておりますー (2020年6月7日 18時) (レス) id: b386527986 (このIDを非表示/違反報告)
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