罰ゲームってなんだっけ ページ22
ある日の夜のこと、風呂上がりに俺は何かないかと廊下をフラフラとさまよっていた。
『借りた本も読み終わっちゃったし、何か面白いことないかなぁ…ん?』
シャオロンの部屋を通りかかると、中から笑い声が聞こえてきて何事かと覗く。するとそこにはベッドの上でトランプを広げて勝負しているコネシマとシャオロンがいた。
Kn「っしゃ!また俺の勝ちぃっ!」
Sha「あーもーなんやねんお前!イカサマしてへんやろな!」
Kn「してたとしてもお前気づかんやろw」
Sha「何をー!!」
わいわいと楽しそうにしてるものだから俺は2人に近づいてベッドに乗る。
『何してんの?』
Sha「あ、A!ちょうど良かったお前もどうや?今夜なにもないやろ?」
Kn「お前もこっちに来てからトランプ見るの久しぶりやろ。」
もちろんやりたいさ。いつぶりだろうなトランプやるのは。こくこくと頷くとシャオロンはにんまり笑って、
Sha「じゃあせっかくだし罰ゲームありにせぇへん?その方が面白いやろ。」
『お、いいぞ。』
Kn「決まりやな。ならスタンダードにポーカーでもやろうや。」
そうしてカードが配られゲームが開始するのだった。
………
Sha「はい、ロイヤルストレートフラッシュ!俺の勝ちやな。」
『嘘!?』
Kn「あ〜俺もそれはさすがに勝つの無理やわ。フォーカード。」
『ストレートなんだけど…』
まじかよぉ…まさかの最高得点たたき出してきたよこいつ。
Sha「シッマフォーカード?てことは…Aが罰ゲームやな。」
『ヒョエ』
心底わっるい笑みを浮かべ俺を見据える。思わず俺は蹲ると、
『あの…せめて、優しくあれぇ…』
Sha「チーノの口調移ってんぞ。せやなぁ…とりあえず顔上げな。」
『はい?』
チュッ
『!?』
え、いま、なにを、シャオロンの顔がすぐ近くに来たと思ったら…キス…された?
『…ぇ…なん、で…』
Sha「…今夜は俺に付き合ってもらうで。」
『は?』
付き合う!?なにを!?待って待ってこれはヤバい気がする…!そんなことを考えていると後ろから顎に手を回され上を向かされるとコネシマに半ば強引に唇を重ねられた。
『んっ…ぐ…!?』
唇が離れコネシマの顔を見るとそれはさっきの無邪気な顔ではなく、完全に獲物を捕らえた飢えた獣の眼だった。
Kn「抜け駆けすんなやシャオロン。罰ゲームならこいつより点数高かった俺にも権利はあるで?独り占めはあかんなぁ…」
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ノア(プロフ) - 黒猫さん» ご指摘ありがとうございます。少し編集させていただきました。 (2020年7月19日 7時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 24ページの最初の方knさんが喋っていることになってますよ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 面白かったです!星も綺麗ですよ(*´▽`*) (2020年6月26日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
一月鈴華(プロフ) - ロリ化の話最高すぎです!ニヤニヤしながら更新待ってます! (2020年6月22日 8時) (レス) id: a228d6db47 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー - 面白いです!しかも私も吸血鬼パロ好きなんですよー(⌒▽⌒)オソロイデスネなので気長に更新、お待ちしておりますー (2020年6月7日 18時) (レス) id: b386527986 (このIDを非表示/違反報告)
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