ゞ ページ3
さひと騒動あったあと、nakamuたちが慌てて俺たちの元へと駆け寄ってきた。その中にはグルッペンもいる。
Gr「おい！一体何…が…」
近づいてきて俺を見るなり綺麗な絶句をするグルッペン。そしてワナワナと震えだし、
Gr「…っ！？…っ！？」
と声にならない叫び声を出していた。うん、気持ちは分かるよ。けど落ち着け。
Na「うっわぁマジか…まさかこんなことになるなんて…」
Br「やっぱ傭兵なんて雇うもんじゃなかったね…Aさん大丈夫？」
『うん、被害にあったの髪だけだし、これは俺の意思で切ったから。』
そう言うと少しびっくりした顔をされた。そこでやっと声を戻したグルッペンが、
Gr「ともかく、怪我がなくて良かった。これでAに何かあったら俺は一生後悔してた…」
『うん、ごめんね。』
グルッペンを抱きしめ頭を撫でると、強く抱きしめ返される。グルッペンは顔を上げるとその深紅の双眸を光らせ、人狼の方へと向いた。
Gr「さて…こいつはどう処分しようか。俺たちのAに手を出した罪は重いぞ。まずは地下牢に…」
グルッペンはトントンたちに指示を出そうとすると、それをきりやんが止める。
kr「待ってください。その人狼を連れてきたのは俺たちです。なので俺たちが責任を取って持ち帰り、口止めの為に記憶を消しますよ。」
Gr「…だが」
kt「グルッペンさんの言い分も分かりますけど…これは俺らの責任でもあるので。」
そうnakamuたちは真剣な顔で言う。護衛のためとはいえ、自分たち以外の人狼を連れてきたことを気にしているのだろう。
『…ここはnakamuたちに任せよう。仮にお前たちだったら殺しかねないし、そうなると俺としては気分が悪い。』
Gr「…分かった。じゃあこいつはよろしく頼むぞ。」
と、渋りながらも承諾した。
Na「なら僕達はもう帰りますね！そろそろ時間だし、目が覚める前にこの人狼を運びたいので。シャークんあとはよろしく！」
syk「おう。よいせっ…と。」
nakamuの指示でシャークんがひょいっと自分より背の高い人狼を担ぐ。…その細い体のどこからそんな力が出るのか。するとシャークんが俺に近づいて、
syk「さっきはごめんな。あんなこと言って。こいつは俺たちが責任を持ってシバいとくから。」
『うん。』
そう言いながら、俺たちは手を振ってnakamuたちを見送った。そしてその場は解散し、俺は部屋へと戻った。
…壁際にいたゾムの、グルッペンよりイラついた目線に気づかずに。
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ノア(プロフ) - 黒猫さん» ご指摘ありがとうございます。少し編集させていただきました。 (2020年7月19日 7時) (
レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - ２４ページの最初の方ｋｎさんが喋っていることになってますよ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 1cf413de79 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 面白かったです！星も綺麗ですよ(*´▽｀*) (2020年6月26日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
一月鈴華(プロフ) - ロリ化の話最高すぎです！ニヤニヤしながら更新待ってます！ (2020年6月22日 8時) (レス) id: a228d6db47 (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー - 面白いです！しかも私も吸血鬼パロ好きなんですよー(⌒▽⌒)ｵｿﾛｲﾃﾞｽﾈなので気長に更新、お待ちしておりますー (2020年6月7日 18時) (レス) id: b386527986 (このIDを非表示/違反報告)
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