オールラウンダーな天才ミドルブロッカーの正体は女の子！？

春高が終わったら ページ37

Aｻｲﾄﾞ



昨日

(黒尾)「好きだよ、初めてあったときからずっと」

クロに告白されてしまった

夜はそのことで寝付けなかったし今日どうやってクロと会えばいいかわからない





A『ブロック２枚っ』

バンッ！！


A『大幅アウト．．．』

(小鹿野)「どんまいA。次つぎ」




次はサーブ

A『よし』


(黒尾)「研磨ー」

(研磨)「クロどうしたの？」


っ！！



バンッ

ガンッ



A『２階まで飛ばすとは』








(千鹿谷)「Aさん危ない！！」



A『え！？』

バコーンっ！！


(日向)「Aさあああああん、すす、すみませせんっ！！」

(影山)「すみませんでした！！新しい速攻ためしたらここまで飛んでいくと思ってなくて」



A『気にしないで、大丈、』

ポタッポタッ


(日向)「のああ、ああ。Aさん！！鼻血」

(影山)「あっえっと、タオルか！？」

(日向)「ティッシュだろ普通！！」


昨日のことばかり考えて今日はやらかしてばっかりだ



(小鹿野)「A今日どうしたんだ？」

(千鹿谷)「昨日の夜あたりからですよね」




(黒尾)「・・・お嬢さん、救護室行くよ」


A『クロ！？』


ってお姫様抱っこ！？


(黒尾)「はいはい、暴れな〜い」





こんなに近いのに話せない

足音がトットッと響くたびに心臓が高鳴る


ガラッ

(黒尾)「あれ、マネさん達いないね。一旦ベットに座っておいて」

A『うん、』

(黒尾)「ティッシュで押さえておいて。あと冷やすもの〜あった。水と氷入れて」



シャー

(黒尾)「A、昨日のこと気にしてる？」

A『当たり前でしょ。真剣に考えてるよ』


(黒尾)「そっか、でもAがこんな感じだったら心配なるな〜ってことで一旦保留でいいよ」

A『保留って』

(黒尾)「今年春高いって終わったら改めて言わせてよ。音駒、今年は全国行くから」

アイスバッグを渡してくる




っ！！

クロはまっすぐ私を見つめる


音駒を引っ張っていくって覚悟してるんだ




A『分かった、春高で待ってる。私が倒してやるんだから全国まで登ってきてよ、約束』


(黒尾)「もちろん、約束っな。音駒後押しして後で後悔しないでよ〜」


A『後悔しない』




パチンッ

拳を合わせる



春高が終わるその時までクロのライバルであり続けよう

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