【テニプリ】最終鬼畜的な女番長の取り合い合戦 (ページ2)

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とある日の青学テニス部にてページ2

手塚｢練習、そこまで!各自休憩に入るように!｣

｢｢｢はい!!｣｣｣

不二(兄)｢やぁ、手塚。お疲れ様。｣ﾆｺﾆｺ

手塚｢何だ、不二。今日はいつにも増して楽しそうにしているな。何か嬉しい事でもあったか?｣

不二(兄)｢ふふ...いや、ちょっと面白い話を聞いたからね。

......«青学女テニの女番長»、覚えてる?｣

手塚｢......随分と懐かしい名前が出てきたものだな。当然、忘れられるわけがない。未だに聞いただけで眩暈がする。｣

不二(兄)｢ハハ、だよね。僕も未だにあの爆音で響く声が忘れられないよ。｣

手塚｢だが、何故今あいつの名前が出てくる?一年前から«行方不明»だろう、あいつは。｣

不二(兄)｢それがさ...実は、帰ってきたらしいんだよ、彼女。｣

手塚｢.........何だと?それは本当なのか?｣

不二(兄)｢うん。この近くで最近彼女の姿を見たって人が多くなってるし、ほとんど確定じゃないかな?｣

手塚｢...そうか。なら、先生方にも連絡しておかなければならないな。｣

不二(兄)｢だね。部員達にも言っておいた方が良いかな?特に彼女の«弟»には、絶対に伝えておかなきゃね...でしょ?｣

手塚｢あぁ。頼んだぞ、不二。俺も、竜崎先生に伝えておく。｣

不二(兄)｢分かったよ。...ふふふ、楽しみだなぁ。手塚もそう思わない?｣

手塚｢楽しみ、か...これからより一層騒がしくなる事を考えると、桃城や河村、菊丸あたりは喜びそうだ。｣

不二(兄)｢乾も喜びそうじゃない?｢久しぶりにデータが取れる｣って言ってさ。大石は頭を抱えそうだけどね。｣

手塚｢そうなるだろうな...。ん、もうこんなに時間が経っていたのか。さぁ、練習を再開するぞ。｣

不二(兄)｢了解。みんなも集めてくるね。｣

これは、1人の女番長を中心に巻き起こる騒がしい日常劇の、静かなプロローグ。

?｢ひっさしぶりだなぁ...«カオル»、元気にしてっかなぁ...ニャハハ!｣