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第41話 ページ46

「…」


ミ「A姉様…総ちゃん…」









闘いが終わった後、私たちはミツバの病室へ来ていた


何日かぶりに見るミツバの笑顔


しかし、前と違うのは元気な笑顔でないこと…








総「俺は…姉上の幸せばかり奪って来た…最低な弟です……」









隣で総悟が泣きそうな顔をしている






ミ「そんなこと…ないわ…総ちゃん、自分で決めたことから逃げちゃダメよ…前を向いて…」


総「姉上……」


ミ「それから…A姉様…」








声が出るようになったにも関わらず、


ついこの間まで元気に話していた私の大切な妹がもう長くは一緒にいられないことに絶望を感じ、声が出なかった









ミ「私…あなたの妹でよかった…あなたがいつも前を向いて進んでくれるから、私も進めた…」









そんなことない…


そんなことないんだよ…


私は……







「(最低な…姉ちゃんなの……!)」


ミ「そんなことないわ」


「え…?」







まるで私の心を読んだかのように否定をするミツバ







ミ「あなたのおかげで…私は下を向かなくなったの。小さい頃から引っ込み思案だった私を無理にでも外に連れ出してくれた……おかげでとても…楽しかった…」


「……!」


総「姉上…!!」









ミツバの声が弱々しくなって来た


目も虚ろだ


気がつくと私は涙を流しながらミツバに抱きついていた








「…あ…りがと…う」









かすれながらもやっと声に出せた言葉



総悟には聞こえていないがミツバには聞こえたようだ







ミ「…A…姉様…総、ちゃん…あなた、達は私の…自慢の…姉弟………よ………」









…笑みをこぼしたまま、ミツバは動かなくなった



涙を流す総悟に私は頭を撫でてやることくらいしかできなかった







ミツバ…





.








.








.









やっぱり、あんたがいないと……この子(総悟)、泣き止まないよ…






私は自分でも気がつかないうちに頬を濡らしていた

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うつろめ(プロフ) - なっちゃんさん» ありがとうございます!m(_ _)m (2017年3月24日 23時) (レス) id: 5158345201 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 読みました!とっても面白いです!頑張ってください! (2017年3月24日 22時) (レス) id: 7346ffe219 (このIDを非表示/違反報告)
うつろめ(プロフ) - 銀魂もLOVEであるさん» ありがとうございます!! (2017年3月24日 17時) (レス) id: 5158345201 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂もLOVEである - 勉強しながら更新^o^頑張って下さい! (2017年3月24日 14時) (レス) id: 11e62987fd (このIDを非表示/違反報告)
うつろめ(プロフ) - さなさん» はい (2017年2月25日 18時) (レス) id: 5158345201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うつろめ x他1人 | 作成日時:2017年2月23日 21時

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