轟くんに好かれています。 (ページ7)

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翌朝ページ7

雀の鳴き声がして、そっと目を開ける。

朝か…

あくびをしながら体を起こす。

横になにかいるような…

横に目を向けると、

A「…！？！？！？！？ななななんでいるのオーーーー！？」

なんとそこには、私のベットで柔らかい表情で眠っている轟くんがいた。

こんな大声を出しても眠っている。

まず、なんでここにいるの？

寝相とか通じないからね？？

A「おーい、轟くん〜？」

体をゆさゆさと揺らす。

やっと目を開けた轟くんは私の方へ微笑み、

轟「…おはよう、A。」

名前を呼ばれてドキッとした。

って、違う違う！！

A「おはようじゃない！！…なんでここで寝てるの！？凄いびっくりしたの！」

すると轟くんは何か思い出したように「あー」と呟き、

轟「…悪ぃ。つい寝ていたAが可愛くていつに間にか寝てた。」

な、何それっ！！？

ってゆうか、私の寝顔見たってことだよね！？

さ、最悪だ…(泣)

私の顔が真っ赤になっているのを轟くんは気づき、

轟「…可愛いな。ずっと一緒にいたいくらいだ。」

と言って、急に抱きつかれた。

びっくりして離れようとしたが、中々離れられず…

…でも、なんか嫌じゃない…

暖かくて、優しくて。

いつものクールな轟くんは何処に…。

A「…〜〜〜〜っ！もう、離れてっ！あと！お泊まりデートは終わったから早く帰って！」

もう恥ずかしかったので、無理やり離す。

轟くんはどこか寂しそうな表情をしていたのは気のせいだろうか、

轟「…わかった。お泊まりデート、楽しかった。」

またまた爽やかな笑顔で言う轟くんにドキッとしてしまった。

いや、あれはただ＿。

まだ私は轟くんのこと好きじゃないのに。

何故かモヤモヤしてしまった。