居酒屋1 ページ5
「ってここ………」
「雰囲気はいい感じでしょ?ずっと行ってみたかったんだよね〜!」
玲夏さんに連れてこられた場所、そこは……
「ここ、私のバイト先ですね……」
「ええーー!ほんとに?!ごめん!他のところ行く?」
「いえ!全然大丈夫です!ここのメニュー美味しいんで、ぜひ食べてください」
「やった〜」と言いながら、私の手を引いて店の扉を開く玲夏さん。バイト先にバイト以外の目的で入るのなんて初めてこの店に来た以来だよ……
「いらっしゃいませ〜何名様ですか〜……ってみっきー?!今日シフト入ってなくない?」
意外と若い店長が驚いたように顔を覗かせる。若いと言っても私より10以上歳上だが。みっきーというのは、私の名字、三木からとってのものだ。
「あー今日は、先輩とご飯食べに来たんです。普通に客です」
隣で先輩が勢いよくうなづいてる。リスか。
「そっか!じゃあお客さんね!あ、2名様?こちらの席にどうぞ〜」
店内は混んでも空いてもいなくって、ちょうどいい感じだった。この時間はいつも混み合うはずだが、ラッキーだ。
そんなことを思いながらスマホを開いて通知の確認をする。
そこに表示されるのはTwitterのアイコン。推しが刀ミュの公式のツイートをリツイートした知らせだった。
遅いよあの人……とか思いながら、メニューを見る。メニュー全部暗記したんだけどな…
目の前で嬉しそうにメニューを見てる玲夏さんはまるで小動物だ。一挙一動も可愛いし、背も高くない。こんな風だったらな…と思う。
あ、私もなんか頼まかん。一応メニュー見よっと
そう思ってメニューを見た瞬間、カランカラン〜♪と店のドアが開く音がした。
店長の「何名様ですか〜?」という声が聞こえる。それだけならよかった。
「あ、2人です」この声が聞こえた瞬間、私はぎょっとして、思わず入口を振り返った。
それは…
「あ、高野くん〜おつかれ〜。あ、隣にいるのは三浦宏規くん?」
推しと洸さんだった。
2→←突然の登場人物紹介(遅くてごめんなさい……(+_+))
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ひよこまめ(プロフ) - 晴菜さん» ありがとうございます!長らく更新せずにすみませんでした……溜めていたのでバンバン更新(多分)します! (2019年10月25日 22時) (レス) id: dfe9b86821 (このIDを非表示/違反報告)
晴菜 - 続き楽しみにしています!無理せず頑張って下さい! (2019年10月21日 0時) (レス) id: 3c5af7941e (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 木綿さん» コメントありがとうございます!最近暇なので……(本当は試験が迫っている)きまぐれ更新ですが、付き合っていただけてありがたいです (2019年10月13日 5時) (レス) id: dfe9b86821 (このIDを非表示/違反報告)
木綿 - たくさん更新嬉しいです!!続きドキドキです〜〜 (2019年10月13日 1時) (レス) id: a9775c7f67 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます!最近更新が滞っているのでどんな文句が…とビクビクしてコメント見ました笑とても暖かいお言葉、ありがとうございます。 (2019年10月6日 0時) (レス) id: dfe9b86821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこまめ x他1人 | 作成日時:2019年8月27日 4時