憂鬱 ページ8
みりかside
み「はぁ…」
憂鬱な気持ちのまま、制服を着る。
み「何で学校でもアンタの顔を見なきゃいけないの！」
悪いのは姉ではないという事も分かっていた。
だけど、長年 姉を罵倒してきたからか、癖のような物がついてしまっていたのか姉に当たってしまった。
『ごめん…ごめんね…』
姉の泣きそうな声を聞くたびに、泣きそうになった。
謝るのはお姉ちゃんじゃなくて、私だ。
ブスと罵るのは姉の為だけど、これは完全に私の自己中心的な ただのエゴだった。
頭をかかえ うずくまる姉を冷たい目で見下す。
学校が唯一の救いだった。
学校では綺麗な私でいられた。
素の私でいられた。
なのに…
そんな事を ぐるぐると考える度に、心臓の あたりが酷く痛んだ。
み「もういい」
これ以上一緒にいると、私が壊れていくような気がした。
み「私は本当に、最低なヤツだ…」
先程の出来事を思い出して、また、泣きそうになった。
目が腫れるのを恐れ、涙が こぼれないように急いで上を向いた。
み「笑わなきゃ…」
気分を変えるために手洗い場へと足を向ける。
鏡を見て、酷く疲れた、不細工な顔に苦笑する。
顔を洗い、髪をセットしてメイクをする。
み「…うん。」
鏡を見て、ニコッと笑顔を作った。
鏡の中の私は自然に笑えているように見えた。
み「「やっぱり みりあ可愛い。」」
言い聞かせるように言葉を発した。
思っていたよりも棒読みに自分の口から出た言葉を聞き、苦笑する。
大丈夫。私は可愛いから。
私は、可愛いから…
これから姉と一日中一緒にいるなんて、上手くやっていけるのだろうか。
大丈夫、新しい学校でも上手くやっていける。
不安な思いに潰されないように、自分自身を洗脳するかのように自問自答を繰り広げる。
み「…うん、今日も みりあは可愛い！」
今度は棒読みにならないよう、偽りの言葉と気づかれないように言葉を放った。
鏡の中の私は、輝いて見えた。
私の中で、散らかった糸が1つに纏まるような感じがした。
------------------
お久しぶりです駄作者です！
投稿頻度が本当に遅くてすみません(涙)
当方 受験生の為、これから息抜きに更新できたらなとは思っていますが、頻度はあがらないと思います…ごめんなさい(泣)
そういえばですが、アカウントがログインできなくなり新垢から更新しております。
そこのところ よろしくお願いします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「学パロ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すや - なんか『美人な妹ブスな私』が見れなくなってしまいました・・あの小説好きなのに・・・久しぶりにみたいよ〜 (2022年2月27日 20時) (
レス) id: 9da1731d0c (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - りんご?さん» すみません、間違えてました(汗)ご指摘ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2019年12月14日 13時) (レス) id: 0f00d408d9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご?(プロフ) - 父が母に叩かれているだとお父さんが叩かれてる意味になるので、¨母が父に叩かれている¨だと思います…おせっかいすみません！！どうしても気になってしまったので(~_~;)小説とても面白いです！！ (2019年11月28日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃ x他1人 | 作成日時：2019年10月9日 22時
