番外編 「生まれてきてくれてありがとう」 ページ3
「だーれだ。」
「…A」
「せーかい！」
「当たったならその手をどけろ…！」
廊下を歩いてると、後ろから突然目元を手で隠された。
わかりきった質問が来たが声を聞けばすぐにわかった。
大人な心地よい低さの柔らかい声。
でもAは何時まで経っても手をどけない。
「はいはい、移動しますよ〜」
「おい、何処行くんだ！」
「ここはどこだ…。いい加減手をどかせ＿＿＿＿」
「タッタララ〜ン！！」
「！！！！」
Aが手をどかすと緑の装飾にゴールドのバルーンで
Severus・Snape
と書かれていた
「せーのっ、「スネイプくん/スニベルス…/セブ！お誕生日おめでとう！！！」
「な、なんだこれ、」
「スネイプくんの誕生日パーティーだよ！皆で飾り付けしてケーキも作ったんだよ！ほら、おいで」
Aが僕の手を掴んでテーブルまで連れて行く
テーブルには大きなケーキにおめでとうと書かれたプレートが乗っていた
「セブ！お誕生日おめでとう！」
「ありがとうリリー…！」
「これ受け取って？」
「何？これ」
「開けてみたらわかるわ」
リリーが僕に青色で如何にも高そうな四角い箱を渡された。
中を開けると
「すごい、懐中時計？」
金の縁がキラキラ輝いてるシンプルな懐中時計が収められていた
「嬉しいよ、リリー…本当にありがとう、」
「喜んでくれて嬉しいわ！」
「スニベルス。」
「ポッター…！なんで此処に…」
「…君の事祝いに来てやったんだよ。」
「ちょっと、スニベルスって呼ばないで！」
「わかったよ………スネイプ」
ポッターは白と青の花が合わさった花束を持っていた。
「なんだ、それ」
「花束だよ…！Aさんが言ったから…。」
ポッターはぶっきらぼうに花束を僕に持たせた
「なんで来たんだよ、僕の事嫌いなくせに…」
「だからAさんに言われたんだって！もう良いだろ！」
「花名前は」
「………白いのはノースポール。青の方はロベリア。あとは自分で調べて。」
「…、その、ありがとう」
「ふん。」
「じゃあ最後に私だね」
「A…」
「これ、本と私からも花束！」
Aはピンクの花束をくれた
「花の名前はペラルゴニウム。花言葉は＿＿＿
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作者名：yuu／遊 | 作成日時：2024年1月8日 14時
