目立ちたがりやのあの子 ページ18
「！…あのねぇ、そういう話しは言っちゃだめでしょ？」
「そうか、すまない」
随分素直
ちょっとかわいいじゃない
「じゃあ、頑張って書いてね」
「Aさん！」
「どうしたのかなルーピンくん」
「あ、えっと、Aさんは何を書いたんですか？」
「私はね…えっと、自分の家に、命をかけてもいいくらい、変身術の教科書を取るためだったかなぁ…」
「え、それで本当に先輩は家に行っちゃったんですか？」
「うん、そう笑。」
「俺等もそんな事ねぇかなぁ？」
「ムリムリ」
「そんな事より皆かけた？エバンスさんもどう？」
「私はジュエリーショップに、腹筋100回してもいいくらい、壊れたブレスレットを治すためって書いたわ！」
「ブレスレットかい？」
隣に座っていたポッターが「そんなの知らない！」と言わんばかりに割り込んだ
「え、えぇ…これよ」
そう言ってみせたのは私の上げた赤色のブレスレットだった
「うわぁ！綺麗だね！」
「おい、それあの有名なとこのじゃねぇか？」
「そうだよ。さすがブラック家。」
「うるせぇ。」
「ちょっとっ待って？それどういう＿＿＿＿＿」
「これAからもらったのよ。クリスマスプレゼントって」
「えぇ？！先輩センスなさそうなのに！」
「おいこら」
まさか残してあるとは
スネイプくんとお揃いでって思って買ったから捨てたかと
「…おしゃべりもそこそこに皆、書けたかな？」
机と机の間を歩くのをやめ、広い教室の前の方にある教卓へ姿現ししてみせる
「すごい…！」
「渦みたいに消えたぞ、」
「これが姿現しね。じゃあ、何人かに聞いてみようかな？」
誰に当てようかな…
端から端まで見てみるとルーピンくんと目があった。
「じゃあMrルーピン」
「は、はい！えっと、ハニーデュークスに、お小遣いを全部使ってもいいくらい、お菓子を買うため。」
「いいね。じゃあ次は……」
「はーいはいはい！！」
「…じゃあMrポッター」
ポッターは立ち上がって手が天井に付きそうなほどに伸ばしていた
「僕はリリーの家に！僕の命を捧げてもいいほど！彼女と会うために！！！」
「ちょっと！！！」
「流石だな！めっちゃキモいぞ！」
ブラックのその声を聞くと皆は笑い始めた。
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作者名：yuu／遊 | 作成日時：2024年1月8日 14時
