私が授業？！ ページ15
「え？私が？」
「そうだ。校長には許可を既にもらってある！頼む！お願いだ！」
「私が姿現しの講師を？別の人を呼べばいいじゃないですか」
一年が経ちスネイプくん達が６年生になった頃
ある日の朝に私が６年の頃にも姿現しの講座を担当したウィルキー先生が部屋に尋ねてきた
話を聞けば緊急の予定が入り代わりに講座を受け持ってほしいとのこと。
当然今日一日の話だそうだが
「私教えるの苦手なんですよ＿＿＿＿」
ドサッと音を立てて私の机に置かれた何十枚ものの羊皮紙
「これが今日の講座で君が使う資料と、生徒に配る課題用紙だ。資料に沿って授業を始めれば問題ない。後、これが今日やる講座時間だ。一時間目はグリフィンドールとスリザリンの合同だからよろしく。」
そう言うと足早に部屋を出た
「なんて自分勝手な…」
授業まではまだ時間がある
「資料読むかぁ……」
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自己紹介
↓
姿現しの説明
↓
生徒へ資料を配る
↓
課題を書かせる
↓
手本を見せる
↓
終わり
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「これが資料だって？嘘でしょ。」
もっとポイントはこれとか…
いや、確かに私の時の授業も大雑把な説明ばっかだったような気もしなくもない
「こんな資料なら見ても見なくても一緒だなぁ…はぁ、」
さ、そろそろ時間も近いし教室に向かうとするかな
時計を見ると授業の始まる１０分前。
白衣を脱いで珍しくネクタイにローブを羽織る
もちろん手袋も忘れずに
前と違って手袋のサイズはピッタリだ。
全身鏡で身なりのチェックをすると自分の顔に目が行った
…少し老けたな。
まだ２０代何だけどな
「あ、場所が…」
しまった
聞くのを忘れてた
まぁいいや。
途中で先生の誰かに聞けばいいだろう
部屋から廊下に出てすぐに先生が誰かいないかチェックする
「…居ないし…」
廊下は静かで誰も居なかった
「わっ、もう７分前だ、まずいな」
腕時計を確認してドアに鍵をかけた。
「全然人が居ない…！」
適当に廊下を歩き回り階段も登るが、誰とも合わない
すると前に見覚えのある後ろ姿があった
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作者名：yuu／遊 | 作成日時：2024年1月8日 14時
