超ネガティブなマホウトコロ生【親世代】 (ページ21)

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わ、わ、私がりょ、料理… ページ21

「はぁ？そんなの汽車に決まってんだろ」

「キングクロス駅っていう駅があってね？そこの９と４分の３番線に行くの。そこから汽車に乗るのよ！」

９と４分の３番線…そんなホーム存在するのか

せめて９番線とか１０番線とかにすればいいのに…

「マホウトコロはツバメの背中に乗って登校するんです」

「ツバメ？！ツバメってあの鳥の？！」

「小さすぎんだろ？」

「巨大ツバメです。」

「すげーな！！！」

「ローブは？ローブはどんな感じなの？」

「ローブは生徒の成長に伴って大きさが変化します。」

「へぇ、便利なのね」

「まず最初は淡いピンクから始まって成績優秀者になれば金色に。法律や校則悪いことをすれば白色になります。白のローブを着た人は後に退学処分となり最悪裁判まで発展します。」

「げ、…すげぇなニホン」

「ニホン思っていたより怖いのね…そういえばニホンは食べ物も有名よね！」

「そうだ！ニホンといえばスシにテンプラ！！他にうまいもんないのか？！」

「うまいもん…ですか、」

寿司や天ぷらは知っているようだし…

「では、日本で定番の食事をお教えしますね。」

「おう！！」

「まず朝食には基本的に人の好みにもよりますが、白米に焼き魚、後お味噌汁です。」

「へぇ〜、結構シンプルなのね！」

「家庭によっては卵焼きとか、納豆とか色々ですね…」

「あ！！！！」

「な、なんだよ急に！！」

ウィリアムズさんが突然大声を上げた

その顔はマーフィーさんのキラキラさせた顔にそっくりだった

「ど、どどどどうしたんですか？！」

「私良いこと思いついちゃったわ！ちょっと、近づいて？」

「なっ、お前何企んでるんだよ？」

「いいから！」

私を真ん中に顔を近づける

…臭ってないかな

「私良いこと思いついちゃったわ！」

「良いこと？」

「Aに作ってもらうのよ！」

「え？」

またしても突然私の名前があがり情けない声を漏らす

「だからね？Aにその料理を作ってもらうのよ！」

小声でウィリアムズさんは言った。

私が、りょ、料理？

私が料理なんてできるはずがない

いつもおばあちゃんに作ってもらっていたし、手伝いはしてきたけど、

「む、無理です…！私料理なんて＿＿＿＿＿」

「でもどうやって料理すんだよ」

遮られた…