超ネガティブなマホウトコロ生【親世代】 (ページ16)

今日:19 hit、昨日:6 hit、合計:19,709 hit

リリー・エバンスページ16

「そろそろ行きましょう。」

「は、は、はい」

「まだ緊張は解けてないようですね…」

私はマクゴナガル先生の後ろをついていき大広間前の扉で待機していた。

「楽しみだねー！」

「すげぇ…！」

「リーマス…綺麗なお城だね」

「本当にね」

「セブすごいわ！」

「綺麗だな」

新入生の声が聞こえてくる

どうしよう

「待って、あれニホン人？嘘でしょ？ｗ」

「此処は動物園じゃないのに」

マイナスな思考が脳裏どころか表まで駆け巡る

「MsA、生徒が来たら端から後ろへ回りなさい。」

「わかりました。」

生徒が階段を登り終わり眼の前に

全員がこちらを向いている。

「ようこそホグワーツへ。」

マクゴナガル先生の説明が始まる。

その隙に端を通って一番後ろへと周る

「すみません、通ります、すみません、」

「さぁ、間もなく組分けの儀式が始まります。少しの間確認をしますので身だしなみを整えておきなさい」

マクゴナガル先生は大広間へ戻っていった

一人だ

どうしよう

声、かけられる…？

それはないか

もうこのまま俯いて待っていよう。

「ごめんなさい、ちょっとどいて！」

「リリー！何処に行くんだ！」

「ねぇ貴女！！」

元気な子がいるんだなぁ

自分から声をかけに行くなんてすごいや、

「ねぇ、そこの黒髪の貴女！」

黒髪？

黒髪って、私しか居ないよね、

でも、私以外にも居るかも知れないし。

「貴女のことよ！」

「ひっ？！」

「ごめんなさい、驚かせるつもりはなくて…」

「わ、私に声をかけていたんですね…、気づかずすみません、…！」

綺麗な赤髪

綺麗な緑の目

すごい、綺麗…妖精みたい

「そんなかしこまらないで？私リリー！リリー・エバンス！」

「ぁ、わ、私A・Aと申します、」

「やっぱり貴女ニホン人ね！あ、この子はセブルス・スネイプっていうの。私の幼馴染！」

「ど、どうも、」

「……あぁ。」

怖い

言われる

絶対に

どうしよう

「私一度ニホン人に会ってみたかったの！！本当に綺麗な黒髪！」

「ぇ、ぁ、そんな、貴女も綺麗な赤髪で、瞳の色も綺麗です」

「本当？嬉しいわ自分で言うのもなんだけど、私も気に入ってるの！」

エバンスさんは髪を一束とってくるくる指に巻き付けた。