超ネガティブなマホウトコロ生【親世代】 (ページ15)

今日:5 hit、昨日:26 hit、合計:19,721 hit

頭痛もする気がするページ15

「…、」

どうしようどうしよう

時刻は１９：００

後一時間、

どうしようどうしよう

「MsA…少し落ち好きなさい。まだ一時間もありではありませんか。まだ上級生だって来ませんよ。」

「そ、そうですが…」

先生方は優しく私を迎えてくれた。

それは大人だから

でも、生徒はどうだろうか

別にホグワーツの生徒様の礼儀がなってないとかそんな話じゃない

イエローモンキーの私を簡単に受け入れるだろうか

否、受け入れてくれる。

これは、決してホグワーツ生徒様が人に悪口を言ったりしているという侮辱ではなく、そういう文化であると、言う話。

日本ではなかったからってこっちでもないなんてありえない。

留学させてもらって、わざわざ私のような不良品を選んでもらったんだから

期待に応えずどうする

ダンブルドア様のご希望に答えるような生活を送られなければ

「はぁ、ハーブティを作りますから飲んで落ち着きなさい」

「あ、あ、ありがとうございます」

手が冷たい

でも顔は熱い

緊張で声が震える

「持ってきましたよ。」

「あ、ありがとうございます…」

「MsA少しお話をしましょう。」

「は、はい」

「何をそんなに緊張してるんです？」

「その、元からあまり人の前で何かをしたり目立つような事をするのが得意ではなくてですね…」

「大丈夫ですよ。ただ一礼するだけですから。他に何か不安はありますか？」

「そう、ですね…えっと、言葉の壁…とか」

「もう十分に流暢に話せていますよ。他は？」

「ほ、他？そうですね…えっと、文化の違いがあると思いますので何かルールを破ってしまわないか心配です」

「私が教えたでしょう？」

「もちろん覚えてますが…でも、」

「貴方はどうも自信なさげですね…どうしてそんなに後ろ向きんですか？」

「後ろ向き…というより事実なので…」

「はぁ……よく考えてみなさい。マホウトコロでは金のローブは最も成績優秀と呼ばれてるんでしょう？それは貴女が誰よりも努力してきたから。もっと自分を認めてあげなさい。自分自身を認めてあげて、すごいすごいって褒めてあげなさい。可愛そうですよ」

本当にいい人なんだなぁ、

「聞いてますか？」

「聞いてます！！えっと、つまり、自分を認められるぐらいもっと力を要する？って事ですね」

「はい…？」

…頭痛くなってきた