超ネガティブなマホウトコロ生【親世代】 (ページ13)

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グリンゴッツページ13

「子鬼はあまり愛想が良くねぇ、気をつけろ」

中に入ると多くの子鬼が羽ペンで書き込んだり

判子を押したり、作業をしている

本で一度見たことがあるが、銀の加工能力に長けているらしい。

耳が長く尖っていて、目つきも少し悪い。

「すみません、換金をお願いしたいんですが…

「はい、…おやニホン人の方ですかな？」

「は、はい。そうです。」

ゆっくりと高い台から見下ろし私の顔をじっと見た。

この反応

初めて言われる

あぁ、きっと言われる

「そうかそうか珍しい……換金ということならばyenですか？」

「はい、できませんか、？」

違った

「もちろん可能ですとも。yenなんて生きてる間に見れるとは思わなかった。是非ウチで換金していただきたい。」

「あ、ありがとうございます」

「少々お待ち下さい、あぁその間にこれをお読みください」

渡されたのはお金の単位についてだった。

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Galloen

Sickle

Knut

１ガリオン＝１７シックル＝４９３クヌート

じゃあ例えば２ガリオンだと３４シックル、９８６クヌートってことか…

１７…随分中途半端なんだな…

「お待たせいたしました。換金したいコインをこちらのプレートに。

「はい、」

私は金縁の四角いプレートに全財産が入っている巾着を載せた。

「これが、１yen、１０yen、５０yen、１００yenに１万yen…換金してまいります少々お待ち下さい。」

円をガリオンやシックルなんかに換金できるのだろうか…

「A、そんな不安な顔をしちゃいけねぇ。これから楽しいことで溢れてるんだ。今からワクワクしてなきゃ損だぞ？」

「はい、ありがとうございます…」

優しい人なんだな…

「お待たせいたしました、合計で２万８千ガリオンになります。」

「に、２万だと？！A…お前さんどんだけ金持ちなんだ…？」

机上に載せられたのは山盛りの金でできたコインだった。

１０万弱あの巾着には入っていたけど…２万ガリオンそれって高いのかな

でも、これだけのコインを持つことはできない。

「あの、これ預けられますか？」

「もちろんです。そのためには金庫を作らなければなりません。」

「わかりました。作ります。」

「ではこちらにサインを。」

「はい。」