超ネガティブなマホウトコロ生【親世代】 (ページ2)

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渡辺さんページ2

「あ、あのお言葉ですが…どれだけ成績が良いと言ってもらえましても、私より渡辺さんの方がフレンドリー且つ成績も優秀です。その…ですから

「さっき言った通りこれは決定事項じゃ。受け入れなさい。何より君の推薦は意味をなさない。君を選んだのはアルバスじゃ。」

「ダンブルドア様が…？」

「アルバスの判断が間違っていると言うのかね？」

「い、いえ！あのお方に間違いはございません、決してそういう意味では…」

「では、行ってくれるね？」

「わ、わかりました…行かせていただきます…。」

これはきっとダンブルドア様にとっても校長先生にとっても人生最大の汚点になる

あぁ、自己紹介はどうしようか。

いや、自己紹介するほど大きな出来事ではないか。

ただでさえ肌の色なんかで差別がある世の中らしいのに私が入ったら戦争ものじゃないだろうか。

既にお祖母様にもご迷惑をかけているとゆうのに…

私はどれだけ迷惑をかければいいのか…

「日程はいつ頃でしょうか…」

「明後日の１１時頃にキングスクロス駅という駅で集合じゃ。そこまでの移動手段はもちろん飛行機じゃ。」

「かしこまりました…。では失礼致します」

私なんかが本当に行っても良いのだろうか…

「Aー！」

廊下をとぼとぼと歩いているとハキハキとした明るい可愛らしい声が聞こえた。

「あぁ、渡辺さん」

「も〜何時まで苗字で呼ぶ気なの？３年間同じクラスの親友じゃない！私達！」

「親友…だなんて恐れ多い、君のように素敵な人私なんかにはもったいないよ」

渡辺静。

それが彼女の名前だ。

日本人特有の黒髪。

でも彼女の黒は黒曜石のように艶があってすっごくキレイだ。

生徒からは学年関係なく人気があって、クィディッチの選手をしている。

「随分校長先生のお話長かったね？何を話してたの？」

「留学してくれって。」

「ふ〜ん留学かぁ。ん？留学？！」

「そう、留学。」

「そんなさらっと言わないでよ！何時からなの？」

「明後日にはここを出てイギリスのロンドンに行くんだって。」

「ロンドン…って言うことはホグワーツ？」

「みたいだね。」

「みたいだねって…英語とかどうするのよ！」

「その、一応喋れるって言うか。ほんとちょっとだけだけど」

「えっ！凄いじゃん！どのくらい向こうに居るの？なかなか会えないよね…」

「どのくらい…わかんないや。でもすぐ戻るよ」