思い出18つ ページ20
八木side
八「いつか初代をも
越えるヒーローに
Aちゃんならなれるさ！」
心から思う
だから心から笑顔になった
照れくさそうに笑って
『八木さんにそう言ってもらえると
安心します//』
そう言った顔と言葉が可愛すぎる
照れてしまった
でも
そんな甘い思いも
すぐ冷えてしまった
彼女の個性を聞いたんだから
今度は自分が
話す流れとなったのだ
だから彼女に
話さなければいけない
八「Aちゃん」
いつもと声のトーンが
違うのが自分でも分かる
もうこの
名前を呼ばなくなって
彼女と話せなくなって
しまうんじゃないか
と考えるのが1番怖い
ふと彼女が
真剣な顔になり
返事をした
Aちゃんは感がほんとに鋭い
八「これを聞いたらAちゃんは
俺の事を嫌うかもしれない...。」
俺の言葉に一つ一つ
頷きながら
彼女は俺を見つめる
胸が張り裂けそうだ
呼吸もままならない
口元が微かに震える
八「俺は...その無個性...なんだよね」
俺は怖かった
けど下を向いて
彼女の顔がどうなってるかも
見れないのも
嫌だった
だから彼女の目を
見て言った
伝えなきゃいけないと
思ったから
男なのに情けない
泣いてしまいそうだ
もう会えなくなるのか
今どんな言葉が
彼女から放たれるのか
耳を塞ぎたかった
でも
彼女は驚いた顔を
一切せずに
ただただ
苦しそうな
泣きそうな顔をした
そして
Aちゃんは
ゆっくり口をひらいた
『無個性だから
八木さんの事を嫌うと
思ったんですか？』
俺は
そうだと言って
女々しい言葉を
つらつらと並べる
しかし心から
思っていることでもあった
Aちゃんと俺が
仲良くできるような
釣り合いが出来ないってこと
自分の口から
無個性という言葉が
零れる度に眼からも
涙が溢れ出す
ひどく惨めなものだ
だんだんと下を向きはじめる
情けなくて仕方がない
そんな中で
Aちゃんが
俺の言葉を遮った
『無個性だからって八木さんを
嫌いになるわけがありません!!』
そう言ってAちゃんは
俺がヒーローになれると
言い切ってくれた
自分のことじゃないのに
すごく辛そうで
俺よりも泣いていた
ほんとにAちゃんには
頭が上がらない
何でこんなに優しいんだ
他人の
不安も悲しみも
痛みも苦しみも
Aちゃんには
自分の事のように
思えるのだろう
そして誰よりも
心配をし
涙を流して
その人を
救うんだろう
俺はその1人だ
きっと
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焼きめし(プロフ) - 翠さん» うおおおお！勿体ないお言葉！！なそう言って貰えて何よりです！！頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年9月1日 18時) (
レス) id: 26404c43b4 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - オールマイトも夢主ちゃんも可愛くてほっこりしながら見させて貰っています(*´∀｀*)これからも更新頑張って下さい！応援してます!! (2018年9月1日 16時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
焼きめし(プロフ) - コッカーさん» そんなお言葉勿体ないぐらいですっ(´;ω;)ありがとうございます！ (2018年8月22日 22時) (レス) id: 26404c43b4 (このIDを非表示/違反報告)
コッカー - 素敵です、最高です、ありがとうございます (2018年8月22日 20時) (レス) id: d8361f8fcb (このIDを非表示/違反報告)
焼きめし(プロフ) - ろくんろーるさん» ありがとうございます(;Д;)(;Д;)こちらこそです〜 (2018年8月20日 0時) (レス) id: 26404c43b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼きめし | 作成日時：2018年8月5日 5時
