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まだ子ども ページ11

松莉「……秀次君一人で抱え込まないでね」





コトッと2人前の大盛りチャーハンがカウンター席に置かれた。

 

三輪「!」



松莉「三輪ちゃんの件は…辛い事はわかってる
私ももし、まつ君があの時死んじゃってたら
秀次君と同じことしてたと思うから…
けどね、貴方はまだ子ども
一人で抱え込むには大きすぎるものを背負ってる
ここにいる時くらい
その大きすぎるもの下ろしていいのよ」


三輪「っ…はい…」



三輪君は涙をポロポロながしながらチャーハンを口にした。


確かに、三輪君は背負いすぎだ。
こんな子どもが背負っていいものではない。



『…てっきりもっと怒ると思ってた』



松莉「あらぁ…
私はなんでここまで秀次君をほっておいた
まつ君に対しては物凄い怒ってるんだけど…」


『はぁ?仕方ねぇーじゃん
本部にいてもチーム組んでないから会わないんだよ』


松莉「そう言えばこの間
秀次君のチームメイトって言って東さんって方と二宮さんと加古さんって方がうちに来たわよ」



『モグモグモグまひぃ?』


松莉「うちの秀次の面倒見てくれて
ありがとうございますってね
まつ君もチーム?組めばいいんじゃない?」



『あー…いいよ俺は
視えるってだけで気味悪がられるし』


三輪「……風間さんと組んだらどうですか」


風間?


『いやいや…俺なんか風間と組んだらやべぇって』


足引っ張る未来しか視えない。

爆誕→←俺の姉貴



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作者名:イカしたガール | 作成日時:2023年11月5日 23時

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