相澤先生の娘さんは謙虚で優しくて暗い過去を忘れたいと願う女の子でした【ヒロアカ】 (ページ40)

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114話　　放棄ページ40

爆豪さんと言い合いになった後、私はうずくまった

「.....分かってる.....投げ出したら.....今までのことが全部.....無駄になるって.....分かってるけど.....」

より一層、手に力が入る

爪が喰い込んで、血がでていた

『午後の部開始十分前です。生徒の皆様はグラウンドに集合してください』

放送を聞いた私はゆっくりと歩き出した

私は、どこに向かえば良いのかな

そんな思いが胸を駆け巡る

気づけばグラウンドに着いていた

「Aちゃーーーーん！！お昼ご飯の時いなかったから心配したんよーーー！！！」

そう言って駆け寄ってきたのは何故かチアリーダー姿のお茶子さん

「あ....少し外の空気を吸いたくて.....その格好は.....」

「Aさん！聞いてくださいます！？峰田さんと上鳴さんに騙されてしまいましたの！」

百さんはうなだれて涙目になっていた

「やおもものせいじゃない、彼奴らが悪いから.....！」

響香さんは顔を赤らめながら言う

「くっそぉぉ.....！！なんで鎧塚は着てねぇんだよ！！見たかったのに！！！！」

目立つ声の方を見ると峰田さんが凄い顔をしていた

「.....あはは.....皆さん可愛いですよ.....！少し元気貰っちゃいました！頑張りましょう」

「Aちゃん.....」

お茶子さんが心配そうな顔をしている

いつも心配かけてごめんなさい

今は何も.....言わないで.....

『さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション！それが終われば最終種目.....進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式‼一対一のガチバトルだ‼』

私の心にモヤを残したまま、トーナメントは始まろうとしていた