相澤先生の娘さんは謙虚で優しくて暗い過去を忘れたいと願う女の子でした【ヒロアカ】 (ページ35)

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109話　　刻まれたものページ35

ここは.....どこ.....

真っ暗で何も見えない.....

怖い.....怖い.....怖い.....

光が見えたからそっちに向かって走っていく

「着いた.....！.....何.....これ.....」

そこで見たのは、幼い私

そして、見知らぬ誰か

「ぅぁぅあぁぅぁあぅ.....」

幼い私が苦しんでいる

助けなきゃ.....助けなきゃ.....

脚が.....動かない.....

汗が全身から噴き出す

「A..........」

「.....いやっ.....！離して.....！！」

死柄木弔にねっとりとした声で囁かれ、私の身体は抱きしめられる

嫌.....嫌.....こんなの.....見たくない.....知りたくない.....

「お前のせいで私達は死んだんだ」

「Aは.....どうして.....生きているんだい」

突如現れた、両親とおじさんが私にすがる

私を掴んで、離さない

「知らない.....！！私が.....殺したんじゃ.....！ない.....やめてよぉ.....！もう.....嫌ぁあぁぁあぁ.....」

目を背けたかった

見たくない

見たくない

私のせいだなんて.....思いたくない

「鎧塚.....！鎧塚！」

誰かに揺さぶられている

「.....あぁ.....」

気がつくと、元の場所

第二種目は終わっていた