今日:23 hit、昨日:0 hit、合計:53,436 hit
小｜中｜大
90話 愛しているから ページ15
相澤side
今日はAに学校を休むようにと言った
言ったはずなのにだ、彼奴は.....腕や脚に巻かれた包帯を隠し、いつものように振る舞いながら学校に登校していた
それが心底むかついて、俺は.....一言苦言を呈すためにAを職員室に呼び出した
彼奴から体育祭の話が出た時
俺は.....怖くなってしまったのだろう
彼奴がまた傷ついてしまう、また怪我がひどくなってしまう.....
そう思ったら咄嗟に"今回は辞退しろ"という言葉を呟いた
教師としては間違いかもしれない.....
でも、親としたら賢明な判断だと思ってしまった
『プロヒーローは怪我を負っても戦わなきゃいけない場面.....ありますよね、相澤さんだってそう！先の戦い.....あんなにボロボロになっても逃げなかった！立ち向かってた！そうやって無茶をしていた貴方が.....私にそんなこと.....言わないで！』
そう言った彼奴の顔は、涙を必死に堪えて、とても.....とても苦しそうな顔をしていた
そんな顔、させるつもりじゃなかったのに.....
その瞬間、彼奴をヒーローに育て上げることができるのか、分からなくなってしまった
ヒーローは無理をするもの、確かにそうかもしれない
でもな.....娘には幸せに笑って生きていて欲しいものなんだよ
沢山の愛を、これからも注いでやりたいんだよ.....
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
設定タグ：ヒロアカ , 僕のヒーローアカデミア
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪乃 Kei | 作成日時：2020年3月8日 15時
