緑の風を追って (ページ8)

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7話ページ8

寝れない‥‥

日が暮れ皆、寝静まっても
私はまだ寝付けずにいた。

さっきのハクとジェハのやり取りが
気になって仕方がない

"どっちにマジになりかけるんすかねぇ"
ハクの言葉が繰り返し思い出す
その言葉の意味は

ジェハが少しでも私を気にしてる様子‥だから?

ジェハの事こんなに気になるなんて

「っ‥姫さん‥‥」
ビクッ
ハクの声がして‥び、びっくりした‥
そして、なんとなく寝た振りをする
「息してる。当たり前だろ」
そんな呟きが天幕の方から聞こえた
ヨナの様子を見てる‥?

チラッと見ただけだけど
ハク、青い顔してた‥
私の予想だけど
スウォンによってヨナに命の危険が迫る夢でも見たのかな

ハク、貴方は‥夢でも‥‥‥

「そなた、姫様に何をっ」
キジャも起きてる‥!?
「お前の夢の中で俺は姫さんに何したんだよ」
ね、寝言か‥
キジャ君びっくりさせ‥‥
「やらしいなハクは」
!?
ジェハ、起きてる!?
「てめェは起きてんだろタレ目」
お、お、起きてるのっ!?

ハクは大刀を手に歩いて行った
私が起きてる事気づいてないみたいだけど‥‥

「シオン、起きてるだろう?
どうかしたのかい?」

ジェハにはバレてる‥!!