Midnight Devil -許されない恋- Last Story 【Daigo.N】 (ページ17)

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＃８ページ17

何とか消えそうな灯火を繋ぎながら過ごした3ヶ月。
慣れたとはいえ、心身ともにボロボロになってきた。
そんなある日の出来事やった。

「なぁ、あんたやろ？正門一族の落ちこぼれ」

見知らぬ男が、声をかけてくる。

「間違いないって、こいつ人間に裏切られたやつやん」

正門「だったら、なんやねん」

「お前、このまんまでええんか？」

正門「は？」

「復讐、しようや。」

復讐。そんなの考えてへんかった。考えたくもなかった。でももうまともに回らへんこの思考回路。
悪くないな、なんて思ってしまう。

「お前がこんな思いしてるのにお前を捨てた家族も、裏切った人間ものうのうと生きてる。そんな腐った世の中まるごとぶち壊してしまえばええねん」

正門「･･･」

「お前が人間に同情する必要なんてないねん、お前のことを裏切ったことを、後悔させたればええんや。」

「なぁ、俺とお前がタッグを組んだら最強や思わへん？」

正門「っ、俺はっ･･･」

もう、めちゃくちゃにしてやりたい。心が闇に包まれた時。

？「そのへんにしといたり、」

俺にも一筋の光が差し込んだ。