＃９ ページ14
“ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ”
看護師「藤原さーん…検査の時間で…！！藤原さん？！」
丈「くそっ…」
今の俺は。
口から血を流して腕には冷たくなった花夏。
誰が見ても吸血鬼と襲われた人間って思うやろ。
花夏を自分が寝ていたベッドに寝かせ、部屋の窓から勢いよく飛び降りた。
そこからの記憶は、よう覚えていない。
気づいたら、山の中にいた。
自分が、花夏を殺めてしまったというどうすることもできない罪悪感を握りしめて。
丈「花夏…ううっ…花夏ぁ…っ」
それからというものの。
心にぽっかりと空いた穴を埋めるべく街行く人々を襲うようになった。
でもどんなにやっても、心の傷は癒えたりなんかしない。
きっとこれからもそれは変わらへん。
今までもこれからも。生涯俺が愛するのは。
花夏。君だけやから―――。
Another Story【藤原丈一郎編】 END.
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佐那(プロフ) - くまのぷーさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるなんて感激です(><)少しずつではありますがスピンオフ更新していきます^^*楽しんでいただけたら嬉しいです^^* (2018年8月15日 21時) (
レス) id: 232112feb1 (このIDを非表示/違反報告)
くまのぷー(プロフ) - むっちゃ好きです！このお話！スピンオフ見てみたいです、、！！ (2018年8月15日 11時) (レス) id: 93340988d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐那 x他1人 | 作成日時：2018年8月15日 0時
