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月曜日にしては早く帰れたけど、今日もちょっとだけ残業をして。
昨日いっぱい作り置きしたから、味噌汁作って、冷凍のご飯チンするだけで、立派な夕ご飯にありつけると、考えながらアパートの階に着くと、私の部屋の前になにやら人影。
「えっ？」
今日はまだ月曜だったから、つい出た声が思いのほか響いて、急いで口を押さえる。
これまで一人暮らしでそんな目に遭わなかったから？
どうしたらいいかわからなくて、その場から動けずにいた私に聞こえてきた声。
「あ、佐藤さん？」
「おかえりなさい」
家の前にしゃがんでたのは、ワンコだった。
「なんで…？」
「え、あかん？ここ、他の部屋の人からは見えへんから、ええかな〜って思ったんやけど…」
なんて、一応配慮してくれたことは伝わったけど
「そうじゃなくて、ずっと待ってたの？」
ワンコの手を見ると、昨日貸した私のタッパー
…もしかして、これ返すためだけに？
「タッパーくらい、ドアノブに引っ掛けておくのでよかったのに…」
「…違う。
なんでこんなに、」
ちょっとだけ、低い声。
今のこのやりとりで？
ちょっとだけ、機嫌を損ねたみたいだ
「え、あ！ごめんなさい。
あの、…おかずは美味しかったです。ありがとう、ございます。」
「いいえ、」
「あの、」
「…いいよ、もう怒らないから。
どうしたの？」
そう言うと、ちょっとだけ緊張が緩んだ顔をする。
「佐藤さん、って、うちのお母さんに似てる気がするんです。」
「…はぁ？」
なにそれ、
それって、たぶん褒め言葉じゃないよね？
それでも目の前の彼は18歳の、ワンコだ。
落ち着け〜落ち着け〜と必死に言い聞かせる。
「料理が上手なとことか、困ったとき助けてくれたとことか。」
「…うん、」
「となりが佐藤さんでよかったなぁ、ってほんまに思ってるんです」
とまぁつまりは、ほんとにワンコを育てることになってしまったってことだ。
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いとしなもん(プロフ) - ゆうさん更新ありがとうございます‼︎とても楽しみにしていたので更新して下さりありがとうございます‼︎引き続き応援しております‼︎ゆうさんのペースで頑張って下さい🥰 (11月7日 17時) (
レス) id: a0d3106a6a (このIDを非表示/違反報告)
いとしなもん(プロフ) - 初コメ失礼します。Sweetdevilをきっかけにゆうさんの作品が大好きになりました🍀Twitterの方もフォローさせて頂きプライベッターの方もフォロリク送らせて頂きました。これからも応援しております‼︎ (7月7日 5時) (レス) id: a0d3106a6a (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ(プロフ) - 更新されるの待ってました...！丈くんとの急接近♡この後も楽しみにしてます〜！ (7月6日 23時) (レス) @page34 id: 3d5866d42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう
| 作成日時：2023年1月26日 21時
