ミチロウくんの弱み【ブラック校則】

ここのつめ ページ9

｢いやいや無理です……｣



三池｢あいつ、Aに言われたらなんでも聞くじゃん｣



……そう？だいぶあれだけど？



松本｢────いた。｣



七浦｢おーい、ちょおこっち来てくれんか｣



｢ヤダ｣



漆戸｢いーから。｣



｢ああちょっともう……｣


三池｢ばいば〜い。｣



ばいばーいじゃないわ可愛い顔しちゃって！！



松本｢……お前困ってることないか？｣



｢何そのド直球｣



松本｢……いや、まだなのか？｣



｢……なんの話？｣



松本｢もしなんかあったら俺か、七浦、漆戸……最悪、創楽でもいい。｣



｢……？わかった。｣



この理由を知るのは、少しあと。



創楽｢……え？｣


｢なんで私が先生に呼び出し食らうのよ……｣



陰に連れてくる意味って何。職員室で良くない？



教師｢おいA。｣


｢はい。｣


教師｢お前化粧してるんじゃないだろうな？｣



｢へ？してないです｣



教師｢その上がった睫毛に少しだけ赤い頬、そして色白で綺麗な唇の色、化粧じゃないのか？なぁ？｣



教師｢……聞いてんのか答えろよ！｣



｢してませんってば！｣



教師｢いいかぁ？お前は確かに美人だ、だから……悪いようにはしない｣

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