ミチロウくんの弱み【ブラック校則】

よっつめ ページ4

突破口をみつけたとおもったのに。



中弥がミチロウの弱みはAだって言うから。



確かにミチロウはAが好きだ。



告白された話もA本人から聞いた。



でも、Aはミチロウが好ましくないらしい。



ていうか嫌い、とか言ってたし。



……けど、Aに可愛くオネダリされたら……？



月岡｢まーAって可愛いわな。｣



創楽｢……それなんだけどさ、ミチロウがAを好きになったきっかけってなんなんだ？｣



月岡｢一目惚れじゃね？｣



創楽｢……けど、Aって高嶺の花！って感じで誰も行かなかったじゃん。｣



月岡｢まー……あ、三池ことねだ。｣



三池｢……あんたさぁ、なんか、可愛いって言われて調子乗ってる？｣




｢え？なんで？ことねのが可愛くない？｣



三池｢もー、そういうとこがすき！｣



……険悪なのかと思ったら。



確かに三池ことねはAにくっついてるイメージがある。



……三池ことねも確かに可愛いって言われてるけど、A程でもないし。



｢あ、2人とも！遅くなってごめん！｣



月岡｢もう食べ終わっちゃうよ〜？｣



｢いやほんとミチタロウがさぁ……｣



創楽｢ほんとにミチロウの名前忘れるの？｣



｢まさか！なんで私がミチロウって呼ばなきゃいけないのーってだけだよ。｣



創楽｢……なるほど｣



パンを頬張って頷いた。



……多分、最近Aはミチロウに惹かれてるって。

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