Snow moon 3

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昼休みの事ちょっと酷かったかな、と思い謝ろうと校門の前で待つ。




すると、例の先輩が目の前に。




え？なになになに？




『ねぇ、渡辺さんでしょ？』




「あ、はい･･･」




近くで見るとますます綺麗。



パッチリとした大きな猫のような目。



サラサラストレートの黒髪。



背も高い･･･佐久間さんと同じくらいかな。



手足もスラリと長くて、私が持ってないものをすべて持っている。




羨ましい･･･。




でも、何言われんだろう。




康二先輩と会うな、とか？




怖いよー。




彼女は胸元をぎゅっと押さえた。




え？なんか怒ってる？





『最近、康二と仲良くしてるみたいだけど』




「･･･はい」




『康二のこと、どう思っ』




康二「アヤメ！なにしてんねん！」




康二先輩が走って目の前に。




アヤメ「康二には関係ない」




康二「Aちゃん大丈夫か？何もされてない？」




「え？あ、はい。なにも･･･」




アヤメ「なんで私が何かしたと思ってるのよ」




康二「えーから早よ行って」




なに？なんなの？どうなってるの？




2人を交互に見る。




アヤメさんは康二先輩をひと睨みして帰っていってしまった。




「あの、大丈夫なんですか？」




康二「なにが？」




「あの、アヤメ？さん？」




康二「ええんよ。何か言われた？」




「いえ、特には･･･」




康二「ここでなにしてたん？」




「あっ！あの、昼休みちょっと酷かったかなって思って。

ごめんなさい」




ペコっと頭を下げると、




康二「あああぁ、頭上げてや。なんも気にしてへんって」




「でも･･･意地悪言っちゃったから」




康二「俺も意地が悪かったな。ごめんやで」




「帰ろか」と歩き出す。



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