114 ページ14
.
ユミ「もうちょっと待って･･･？」
「うん」
ユミ「･･････それって」
「うん」
ユミ「不倫してる人が浮気相手に言ってる言葉みたい･･･」
「･････････」
ユミ「････････････」
ユミ「いやっ！でも！康二先輩彼女いないんでしょ？ね？だから大丈夫！」
ユミは必死にフォローしてくれているが、昨日動画配信で観たドラマでそんな感じのセリフを聞いて「あ、同じだ」なんて実は思ってしまった私はなんて酷いんだと自己嫌悪に陥ったばかりだったのだ。
あの時の先輩の顔、本当に辛そうだった。
なのに私は！！！
ばっと机に突っ伏した。
"信じて"って言われたんだろって、私をぶん殴りたい。
「ユミ、私を殴って･･･」
ユミ「は？なんで？」
「一瞬でも先輩を疑ってしまった私には好きでいる資格がないのかも･･･」
ユミ「理由がわからないんだから仕方ないでしょ」
「でも信じてって言われたのに」
ユミ「A、将来絶対既婚者に恋しないでね、危ないわ」
そんなことを言っていても、もう先輩に会いたい。
先輩がなんであれ好きなんだな、と思う。
「はぁっ･･････」とため息をついて窓の外に目を向けると、校庭から校舎へ戻る例の彼女とばっちり目が合ってしまった。
目力が強すぎて目が逸らせず見つめ合ってると、ふっと口元だけ笑って行ってしまった。
ドキドキして「なんだったんだ、今の･･･」と呟いてしまった。
ユミ「どした？」
「あ、あの女の先輩と今目が合っちゃって･･･」
ユミ「睨まれたの？」
「いや、睨まれたっていうか･･･口元だけ笑ってたんだよね」
ユミ「･･･いや、怖いって(笑)」
あの先輩と康二先輩ってどんな関係なんだろう･･･。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kazu(プロフ) - さかやまさん» おはようございます☀️いつもコメントありがとうございます😊🧡摂取できたのでまた頑張れそうです！最後までお付き合いお願いします😊 (10月15日 8時) (
レス) @page48 id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
さかやま(プロフ) - こんばんは🌛私もインライ見てました〜すごく嬉しかったです♥️ほんとにファン思いで優しくて私も大好きです😆😆最後まで楽しみにしてます😊更新ありがとうございます😉💕 (10月14日 20時) (レス) @page48 id: 90b9cd6898 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - さかやまさん» こんにちは😊前作も読んでくれたんですね！ありがとうございます😊キュンキュンしてくれてるんですね♪いつもありがとうございます🧡 (10月7日 16時) (レス) id: 72de73bdcd (このIDを非表示/違反報告)
さかやま(プロフ) - こんにちは😊✨キュンキュンがとまりません😆😆😆本当にkazuさんの作る小説大好きです✨✨前作も大好きです👍今日も頑張れます😄😄ありがとうございます😉 (10月7日 13時) (レス) @page40 id: 90b9cd6898 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - K310Yさん» お久しぶりです😊お互いぼちぼち頑張りましょうね♪🧡の補給しましょう！それでまたぼちぼち頑張れる😊 (10月5日 22時) (レス) id: 72de73bdcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kazu | 作成日時：2023年8月29日 18時
